【お金とのつきあい方】特定口座を使って何を備える?

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10月4日は投資の日。制度の使いこなし方のコラムでは、9月27日から投資の制度のコラムを書いています。9月27日の制度の使いこなし方のコラムでは、NISA制度について書き、10月1日のお金とのつきあい方のコラム、NISAを使って何を備えるか?につなげました。10月4日の制度の使いこなし方のコラムでは、つみたてNISA制度について書き、10月8日のお金とのつきあい方のコラム、つみたてNISAを使って何を備えるか?につなげました。10月11日のコラムではiDeCo制度について書き、10月15日のお金とのつきあい方のコラム、iDeCoを使って何を備えるか?につなげました。10月18日のコラムでは、新NISA制度について書き、10月22日のコラム、新NISAを使って何を備えるか?につなげています。投資の制度のコラムの最終回、10月25日のコラムでは特定口座について書きましたので、今回のコラムは、特定口座を使って何を備えるのか?です。

特定口座を使う目的は、特定口座の特徴を活かしてお金を備えることです。特定口座は、投資用の口座です。普通預金や定期預金の口座ではありません。ただ、NISA口座やつみたてNISA口座のように、口座を使って買える金融商品が限られてはいません。iDeCo口座のように、口座に出したお金が60歳まで引き出せないということはありません預金以外の金融商品を買うことができ、お金はいつでも引き出すことができる口座です。 投資用の口座ですから、いつ、いくらと、必要な時期や必要な金額がはっきり決まっている資金準備には向きません。国債であれば、国が破綻しない限りは、満期まで持っていれば払った金額は戻ってきますが、途中で解約した場合には、払った金額がそのまま戻ってこないときもあります。金額がはっきり決まっている資金には、預金で備えるのが一番いいでしょう

特定口座は、投資用の口座として金融商品を買うために使うことができます。

  • 運用益には20.315%の所得税プラス住民税がかかります。
  • 運用損が出た場合には、確定申告をすることで、所得税や住民税を安くすることができます。

運用損が出た場合の税金が安くなる効果は、NISA口座やつみたてNISA口座にはありませんので、利益が出れば税金を払う、損が出れば税金が安くなる、ある意味平等な口座かもしれませんね。特定口座を使うときには、NISA口座やつみたてNISA口座では買えない国債などの債券を買うことができますし、国債は現在のところ預金よりも利率が高いですから、満期まで持っておくのであれば、同じ金額を預金に預けておくよりは多く手元に戻る可能性があります。

投資用の口座の一つとして準備しておき、預金以外の口座として置いておくと便利でしょう。また、NISA口座やつみたてNISA口座がある金融機関に特定口座を持っておけば、もしNISA口座やつみたてNISA口座の非課税枠を超えたときに、特定口座で運用していくことができます。NISA口座やつみたてNISA口座の受け皿として使うこともできます。

あなたが今から特定口座を開くことを考えているのであれば、源泉なしよりも源泉ありをおすすめします。年間取引報告書を出してくれるのは源泉なしも源泉ありも同じですが、もし、所得が20万円を超えない年があった場合に、確定申告をしない選択もできるからです。手続の手間が省けるならそれにこしたことはありません。

今回で、投資月間の将来のお金の準備についてのコラムは最終回となります。ただ、将来のお金の準備については、これからもお金とのつきあい方のコラムで書いていきますので、11月からもよろしくお願いいたします。

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