NISAを使って準備する方法をお伝えしてきましたが、コラム1 コラム2
iDeCoを使って自分が将来使うお金を準備することもできます。
今回はiDeCo制度についてお伝えします。iDeCoとは、個人型確定拠出年金の愛称で、公的年金制度の上乗せです。制度の名前であり、口座の名前でもあります。iDeCo口座を使って投資商品を購入し、60歳より後のお金を準備する制度です。今回は、iDeCo口座の特徴をお伝えしましょう。
iDeCo口座の特徴1
掛金をiDeCo口座に積み立てます。掛金からは手数料が引かれて積み立てられます。
掛金は、今加入している公的年金の種類によって上限があります。例えば、会社員で厚生年金保険がお給料から引かれているなら、最大で月23,000円です。(2024年7月現在)
iDeCo口座の特徴2
積み立てた掛金を使って、投資商品などを購入して運用していきます。運用していくと、運用益が出るときがありますが、その運用益には税金がかからず掛金に上乗せされていきます。
もし損失が出た場合には減ることもあります。
iDeCo口座の特徴3
60歳からしか受け取れません。
受け取り方は、積み立てたお金の結果を全部一気に受け取るか、分割して受け取るか選びます。
iDeCoナビ
iDeCo口座の特徴4
掛金を払うことで、今払っている税金を安くする効果があります。
iDeCoへの掛金は、全額小規模企業共済掛金控除となり、所得税・住民税を安くできます。安くなる金額は、収入金額や税率によって変わります。
iDeCoナビ
次回は、iDeCoを使うときについてお伝えします。
今日のポイント
- iDeCoは60歳より後のお金の準備をするためのもの
- 掛金は上限があり、税金を安くする効果がある。