「年金事務所から文書(圧着はがき)が届いたが、コワくて開けられないのですが」
年金事務所、市役所などなど、公的機関から書類が来ることがありますが、あなたはすぐに開けて内容を確認していますか?
公的機関から来る書類には、あなたに、
できればすぐに確認してほしい
ことが書かれています。
あなたにとって、
- とても重要なものかもしれない
- 今は行動に起こさなくてもいいかもしれないものかもしれない
ただ、必ず、今すぐ開けて読んでください。なぜなら、もし、その内容があなたが行動に起こさないといけないものなら、行動に起こせる期限があるかもしれないからです。
今回のご相談は、年金事務所からの通知でした。
学生時代に2年ほど免除申請をしていた期間があり、後払いが可能ですよ。
学生時代の免除申請は学生納付特例といって、後払いが10年間可能です。3年目以降は本来払う金額に利息がつきます。10年間は後払い可能ですよ、払えますよ、忘れていませんか?という通知なのです。
ではどのように対応するか?
後払いをするかどうかはあなたの判断次第です。ですが、
- 払える期間は10年間
- 3年目以降は年々払う金額は増えていく
- 払わなければ将来もらう年金は少ないまま
こんなことを、あなたは知っていたでしょうか?
知っていたのなら、通知を読んで判断すればいいのですが、もし知らなかったのなら、通知がなければ知らないままです。払いたいと思っていたとしても、10年を過ぎれば払えない。できるだけ少ない金額で払いたかったのに・・・と後で思ってもできません。そんな損をしないために、年金事務所は通知を送ってきているのです。
もっと重要な通知もあります。期限内に手続をしないと、大きな金額を払わなければならないかもしれません。あなたも私も、制度のすべてをきちんと知っているわけではありません。通知にはあなたに関わる制度の、お金についての情報が詰まっています。
公的機関からの通知は、必ず、すぐに開けて読みましょう。 はい?読んでも意味がわからない?そんなときは、通知を出した所に聞くか、私にご相談ください。一緒に通知を読み解いていきましょう。