【制度の使いこなし方】投資の制度を考えよう!その2~つみたてNISA~

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10月4日は投資の日。このサイトでは今回から10月いっぱいは、投資についてのコラムをアップしていきます。制度の使いこなし方のコラムでは、お金の準備をするためのさまざまな制度についてお伝えしていきます。1回目NISAでした。2回目の今回は、つみたてNISAです。

つみたてNISAという名前から、NISAのつみたてバージョン?と思われるかもしれません。ですが、NISA口座を使って金融商品を積立で買うこともできます。積立で買うためわざわざつみたてバージョンを作る必要はありません。つみたてNISAは、金融商品を買うための口座の中で一番新しい制度です。ポイントは3つ。

  • 長期
  • 積立
  • 分散投資

つみたてNISAの概要

金融庁ホームページより

金融商品の売買益や配当金、分配金に税金がかからないのはNISA口座と同じですが、NISAとはちがう点があります。

  • 1年間の非課税枠は40万円(NISA口座は120万円)
  • 非課税期間は20年間(NISA口座は5年間)
  • 非課税期間終了後の次の非課税期間への移動(ロールオーバー)はない(NISA口座はロールオーバーあり)
  • 購入できる金融商品は、長期の積立・投資に適したものに限定(NISA口座は長期の積立・投資に適していないものも購入可能)

まさしく、長期・積立・分散投資のための口座ですね。

つみたてNISA口座は、NISA口座と併用して使うことはできません。NISA口座を使っているのであれば、つみたてNISA口座は開けません。

今から投資を始めたいけど、どちらがいい?と迷っているあなた。買いたい金融商品が決まっているのであれば、つみたてNISAの投資可能商品を確認し、買いたい商品がつみたてNISAで買えないのであれば、NISA口座を開いて投資を始めた方がいいでしょう。

買いたい金融商品は決まっていないけど、とりあえず投資を始めてみたいのであれば、投資の習慣をつけるためにつみたてNISA口座を開き、少ない金額で積立で金融商品を買いながら、あなた自身の投資スタイルを確立していきましょう。

はい?もしつみたてNISA口座で購入できない金融商品を買いたくなったら?そのときはこんな方法があります。

課税口座の中の特定口座を開いて、特定口座で購入していくという方法があります。特定口座は、NISA口座やつみたてNISA口座があっても開くことができます。特定口座で金融商品を買うと、金融商品の売買益や配当金、分配金から自動的に税金(20.315%)が差し引かれて入金されます。差し引かれた税金は、そのままにしておいてもかまいませんし、確定申告をして還付を受けられる可能性もあります。また、特定口座で売買損が出た場合には、配当金や分配金という利益と相殺ができます。確定申告をすることで、配当金や分配金から差し引かれた税金を還付してもらうことができます。その年に相殺してもまだ売却損が残る場合は、確定申告をすることで売却損を3年間繰り越すこともできます。

特定口座制度

国税庁ホームページより

つみたてNISAは、NISAと同じ投資のための口座なので、必要な金額が決まっているお金を貯めることには向きません。必要な金額が決まっているお金は、預金など確実な方法で貯めることをおすすめします。

次回は、将来のお金を準備するときに使う制度、iDeCoについてお伝えします。

今日のポイント

  • 投資を今から始めたい人にはつみたてNISAがおすすめ
  • 少額+積立+長期で投資習慣をつけましょう

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