家計を見直すなら固定費から。
固定費とは、毎月定額が必ず出ていくお金です。
- スポーツクラブの会費
- 携帯電話やスマホ代
- 家賃
- 駐車場代
- 保険
スポーツクラブの会費、会費分スポーツクラブを使っていますか?携帯電話やスマホ代、安い料金プランに乗り換えることはできないでしょうか?家賃は・・・住み替えするのは少し勇気がいるでしょうか?駐車場も、そもそも車がいるのかどうか?も考えてもいいかもしれません。毎月必ず出ていくお金が出ていかなくなれば、それだけ支出が減ります。食費や光熱費の節約よりも、考えなければならないし、決断力は必要ですが、効果も大きいのです。
そして、固定費の中でもけっこう大きなウエイトを占めることの多く、見直せば効果が大きい保険。保険とは、あなたが必ず入らないといけない健康保険や年金ではありません。あなたが保険会社と契約して払っている保険です。ただ、保険といっても色んな種類がありますね。あなたはどんな保険に入っていますか?
- 生命保険
- 医療保険
- 車の保険
- 火災保険
車の保険や火災保険を見直すのは後回しにしましょう。車の保険や火災保険のような損害保険は、あなたが万一車で事故を起こしたとき、火災で損害賠償をしなくてはならなくなったときに必要です。事故や損害賠償では、大きなお金が動きます。よほどの貯蓄がない限り、自力で払うのはむずかしいでしょう。
今回は、生命保険の見直しについてお伝えしましょう。 見直しといっても、保険料を見て、一番保険料の大きなものを解約しよう!ではないですよ。
生命保険は、あなたの生命を対象にかけている保険です。生命保険に入ってません、と言うあなた、定期保険や収入保障保険に入っていませんか?それはあなたが亡くなったときに保険金が払われる保険です。あなたが亡くなって生活に困る人がいなければ、入っておかなくてもいい保険です。
とはいえ、やっぱり亡くなった後に少しでもお金を残しておきたい、そう思って生命保険に入っているかもしれませんね。でも・・・保険料も多いし、やめようかな、でもやめちゃうと不安、そう思っているあなた、やめなくても、解約しなくても、他に道があります。見直しです。
でも、契約したときよりも年齢が上がっていたら、保険料は高くなるんじゃないの?
その通りです。ですが、5年以上前に契約した定期保険や収入保障保険であれば、見直しして、同じ保障内容で保険料が下がるかもしれません。
実は、2018年に保険料の計算の根拠となる標準生命表が更新されました。平均寿命が延びて、一定期間に死亡する確率が下がり、保険料が大きく見直されたのです。契約時点では、あと60年生きるから保険料は10,000円、それから10年たてば、あと50年生きるから保険料は15,000円というように、年齢が上がるごとに上がっていくのが生命保険の保険料です。
標準生命表が見直されたことにより、
- 契約時点ではあと60年生きるから保険料は10,000円
- 今見直すと、新しい標準生命表によればあと65年生きるから保険料は8,000円
と、保険料が下がる可能性もあるのです。
同じ保障内容で保険に入り直して、保険料が下がった!ということになるかもしれません。一度保険会社に確認してみましょう。サイトに試算するところがあれば試算してもいいかもしれませんね。
あ、そうそう、解約して保険に入り直すときには、新しく保険に入って、新しい保険が使えるようになってから古いものを解約しましょうね。無保険状態になっては困りますから。