【制度の使いこなし方】給与明細を読もう その5~健康保険料と厚生年金保険料は高い?~

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毎月の給与明細をすべて見ていますか?

給与明細にはたくさんの情報が詰まっています。これを機会に、給与明細をすみからすみまで読んでみましょう。

2月は給与明細の支給をお伝えしました。1回目 2回目 3回目 4回目

3月は給与明細の控除です。

給与明細からは色んなものが引かれていませんか?

  • これは引かれても仕方ない?
  • どうしてこんなに高い?

では、給与明細から引かれるものがもしなかったら?あなたが自分で払います。給与明細から引かれているものは、すべて会社が預かって、あなたの代わりに払ってくれています。ただ引かれているだけではありません。

1回目は、健康保険料厚生年金保険料です。

あなたが40歳以上なら介護保険料が加わります。全部合わせてお給料の約15%でしょうか。給与明細の控除の中で一番大きい金額です。ですが、実はこの金額は、あなたが健康保険料として、厚生年金保険料として、介護保険料として、払っている金額の半分です。半分は会社が代わりに払ってくれています。3つとも、保険と名前がついている通り、万一のときに備えるものです。

どんなときに備えるのでしょうか?

健康保険

  • プライベートが原因の病気やケガの治療
  • 入院の費用の補助
  • 病気やケガ、入院などで仕事を休むときのお給料の補助
  • 出産で仕事を休むときのお給料の補助
  • 亡くなったときの葬祭料

あなたのココロや身体の変調が原因で起こったものに対応しています。

介護保険(40歳~64歳)

  • 介護状態になったときのバックアップ
  • 自宅に訪問しての介護や看護
  • 老人養護ホームの利用補助
  • リフォーム費用の補助

特定疾病が原因の場合のみです。

特定疾病の選定基準の考え方

厚生労働省ホームページ

厚生年金保険

  • 65歳以後収入が少なくなったときのバックアップ
  • 障害状態になったときのバックアップ
  • 生活を支えている人が亡くなったときの遺族のバックアップ

たくさんのことに備えてくれています。給与明細から控除されている=あなたはきちんと支払っている、ということですので、支払もれはありません。

健康保険、介護保険、厚生年金保険は、万一のときの備えです。

次回は、控除の2回目、雇用保険です。

今日のポイント

  • 健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料はあなたが半分、会社が半分払っている
  • バックアップしてくれている内容を知っておきましょう

(2023.3月のコラムを加筆修正して再掲しました)

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