毎月の給与明細をすべて見ていますか?
給与明細にはたくさんの情報が詰まっています。これを機会に、給与明細をすみからすみまで読んでみましょう。
1回目は、最低賃金をクリアしているか?2回目は手当についてでした。3回目は残業代の1回目です。
残業代とは?
残業とは、残って業(仕事)をすることなので、帰る時間の後も残って働くイメージがあるかもしれませんが、残業とはあなたが働くと決められている時間(定時)以外で働くことです。
あなたの定時はいつですか?月~金の午前9時~午前12時、昼休みをはさんで午後1時~午後6時が定時なら、働く時間以外で働くことはすべて残業です。残業代は、残業に対して受け取る代金、決められたお給料にプラスしてもらうお金です。
色々なパターンが考えられます。(定時を8時間と考えています)
早出をした場合
午前8時に出勤しました。午前8時~午前12時、午後1時~午後6時まで働きました。定時以外で働いたのは、午前8時~午前9時です。1時間分、お給料に上乗せされます。
残って仕事をした場合
午後7時まで残っていました。午前9時~午前12時、午後1時~午後8時まで働きました。定時以外で働いたのは、午後6時~午後8時です。2時間分お給料に上乗せされます。
休日(法定休日)出勤した場合
今日は休日ですが出勤しました。午前9時~午前12時まで働きました。働いた時間は3時間。定時以外で働いたのは、午前9時~午前12時です。3時間分、お給料に上乗せされます。
定時以外で働いたときには、お給料に残業代が上乗せされます。残業代は、きちんと給与明細に反映されていますか?
ところで、働く時間があるラインを超えると、上乗せ金額がアップするのは知っていますか?割増賃金(わりましちんぎん)といいます。次回は、割増賃金をお伝えします。
今日のポイント
- 定時以外で働いたら残業
- 残業代はきちんと給与明細に載っていますか?