毎月の給与明細をすべて見ていますか?
給与明細にはたくさんの情報が詰まっています。これを機会に、給与明細をすみからすみまで読んでみましょう。
前回は支給の1回目、最低賃金をクリアしていますか?でした。今回は支給の2回目、手当です。
あなたの給与明細には、どんな手当がありますか?
手当は、必ずつくものではありません。
会社が給与につけるオプションです。会社が自由に設定でき、就業規則という会社のルールで決めています。
例えば通勤手当のルールです。
- 正社員は1ヶ月定期代を毎月、パートは往復交通費を出勤した日数分払う
- 全員往復交通費を出勤した日数分払う
- 6ヶ月定期代を6ヶ月に一度お給料にプラスして払う
- 通勤定期代は基本実費だが2万円までという上限がある
- 新幹線や特急で通勤する場合は支給あり、なし、上限あり
- 通勤手当は基本給に含む
色々なルールがあります。
あなたの給与明細に通勤手当があれば、その通勤手当はどんなルールで計算されているのでしょうか?
他にも色々な手当があります。住宅手当、家族手当、役職手当など。それぞれ会社のルールで決まっています。
いつの間にか手当がなくなっていた、これってあり?
あなたの状況が変わらないのに手当の金額を減らすことや、手当そのものをなくすことは、あなたがもらうお金が減るため、会社が勝手にすることはできません。
- 手当を減らす前に他の手段を取る
- どのくらいお給料に影響がでるかをあなたにきちんと説明して話し合いをする
- すぐにもらうお金に影響しないよう、調整手当をつける、
など色々と方法を取ります。
手当は必ず会社が払わなければならないものではありません。
もし手当が変わったり、手当がなくなったりしたときは、あなたの状況が変わったからなのか、会社の状況が変わったからなのか、どちらかです。
給与明細の手当は何でしょう?なぜ支給されているのか、なぜその金額なのか、確認してみましょう。
次回は、残業代です。2回に分けて書きます。
(2023年2月コラムを加筆再掲)
今日のポイント
- 手当は必須ではない
- なぜその手当は払われている?その金額が払われている?チェックしてみましょう