11月になりました。年末調整の時期です。
年末調整とは何でしょうか?
- 給与や賞与を受け取っている会社員のために
- 1年を一区切りとして所得税の精算と住民税の計算を
- 会社が行う手続
です。
手続のために、あなたが準備することがあります。なぜこの準備をするのか?準備することによる効果は?をお伝えしましょう。1回目は扶養控除申告書、2回目は保険料控除申告書でした。3回目の今回は、住宅ローン控除申告書です。
住宅ローン控除申告書をなぜ提出する?
マイホームの購入やリフォームのお金を住宅ローンを利用して支払ったときには、条件が合えば住宅ローン控除が受けられます。
購入やリフォームをした年は、翌年にあなた自身で確定申告が必要ですが、2年目からは年末調整で住宅ローン控除が受けられます。
会社は、あなたが住宅ローン控除の対象か、どんな住宅ローンを借りているかはわからないため、住宅ローン控除申告書できちんと伝えましょう。
住宅ローン控除申告書に記載することは?
購入やリフォームをした金額、借りた住宅ローン、今の住宅ローンの残高から住宅ローン控除の金額を計算して記載します。住宅ローン控除の対象になっていなければ、この申告書はあなたの手元にはありません。
会社から白紙の申告書を渡されるわけではありませんので、対象であれば手元にある申告書を使いましょう。銀行から、住宅ローンの残高証明書が来ていますので、証拠として住宅ローン控除申告書につけて提出しましょう。
国税庁ホームページ
住宅ローン控除申告書を提出することの効果は?
購入やリフォームに使った費用、住宅ローンの金額によって、所得税・住民税を少なくすることができます。
住宅ローン控除の金額は、所得税の金額から直接引かれるため、所得税の金額によっては引ききれない場合がありますが、そのときは残りは住民税から引かれます。
次回は、今年転職した方の年末調整の準備です。
今日のポイント
- 住宅ローン控除を受けるには、最初の年は確定申告が必要
- 2年目からは年末調整で受けられる