2020年5月1日より申請が開始となった持続化給付金。
個人事業者である私が持続化給付金を受け取るまでの道のりを“制度の使いこなし方 特別編”としてお届けいたします。私が持続化給付金を受け取るまでの道のりがあなたの参考になれば幸いです。
その前に、まず、持続化給付金とは何か?
新型コロナウイルスの影響により売上が大幅に減った事業者に対し、これからも事業を続けるために給付されるものです。減った売上の代わりという位置づけですね。
あなたが自分で会社を経営していたり、個人で事業をしているのであればもらえる可能性があります。あなたが会社員で、会社からもらうお給料だけが収入の場合には残念ながらもらえない、それが持続化給付金です。
ただし、会社の経営者や個人で事業をしている人がいつでも、全員もらえるわけではありません。
- 2020年1月~12月のいずれかの売上が、2019年1月~12月の同じ月と比べて50%以上減った月がある
比べるのは売上です。会社や個人事業者なら帳簿をつけていますので、売上の帳簿を確認してみましょう。1ヶ月の売上をそれぞれ月ごとに比べます。2020年1月の売上は、2019年1月の売上と比べます。
- 最大給付額 法人は200万円、個人事業主は100万円。1回のみ。
売上が減った分がもらえるとか、昨年の売上から今年の売上を引いた分がもらえる、というわけではありません。
個人事業者の場合、
2019年1月~12月の年間売上-(2019年と2020年を比べて50%以上売上が減った月×12ヶ月)で計算します。
100万円を超える場合は100万円になります。
試算はここでできますよ。法人と個人事業者別にエクセルシートがありますので、2019年と2020年の売上の帳簿を用意して、試算にトライ!
(中小企業庁 持続化給付金サイトより)
そして、持続化給付金をもらえるのは1回のみです。試算して最大給付額(法人は200万円、個人事業者は100万円)になるようなら、もう申請の準備をしましょう。
- 申請期間は2020年5月1日から2021年1月15日まで
今年(2020年)1月から4月までは昨年(2019年)と比べて50%も減ってない・・・とがっくりして申請をあきらめる必要はありません。もし5月以降、もっと売上が少なくなるかもしれないのであれば、申請することは可能ですよ。
そして私の話。対象となるのか?をまず確認しました。
- 私は個人事業者です。2019年の所得税の確定申告書も提出済ですし、対象になります。
- 2020年4月の売上が2019年に比べて大幅に減りましたので、対象となります。
- 試算してみたところ、最大給付額になるようなので、5月以降の売上を待つ必要はありません。
さあ申請しましょう!
おっとその前に必要書類を準備しておかなければ!名前と住所だけでは申請しても持続化給付金はもらえません。売上が減った、という証明がいりますよね。
申請は書類ではなく、電子申請なので書類はすべてデータ化します。(PDF、JPEG、PNGが選べます)
(中小企業庁 持続化給付金サイトより)
申請の流れは、ホームページから仮登録してから本登録、データ入力をして必要書類を添付。カンタンじゃないか!ということで初日の午前11時、申込を開始してみました。
(中小企業庁 持続化給付金サイトより)
持続化給付金サイトにアクセス、末尾のオレンジ色の「申請する」をポチっとクリック、メールアドレスを入力して登録すると、仮登録のURLが届きました。
仮登録のURLをクリックして出てきた画面でID、パスワードを設定すると、ログイン画面にすすみます。そしてログイン・・・あれ?できない?ログインできない!パスワードをまちがったのか?パスワード再発行を!あれ?パスワード再発行のメールアドレスも届かない? ええ~???
・・・さすが初日、サイトへの集中が半端ないのか、申請までたどりつかないまま初日は終了しました。画面を見ながらイライラしても仕方がないので、時期を見ながら申請にチャレンジすることにしました。
さあ、準備もできたことだし、ログインできるまで毎日ポチポチとクリックしてみますか。次回は申請を完了した後に更新しますね。お楽しみに!