制度の使いこなし方】給与明細を読もう その7~所得税は前払い、住民税は後払い~

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あなたは毎月の給与明細をすみからすみまで見ていますか?

  • 最後の振込額だけ見て、振込額と合っているかどうかを見てます
  • 給与明細なんて見たこともない
  • きっちり見てます!

給与明細にはたくさんの情報が詰まっています。2月と3月の制度の使いこなし方のコラムは、給与明細を読むコツをお伝えします。

これを機会に、給与明細を読んでみませんか?

2月は給与明細の支給をお伝えしました。

1回目 2回目 3回目 4回目

3月からは給与明細の控除です。給与明細からは色んなものが引かれていませんか?

  • これは引かれても仕方ないのかな?
  • どうしてこんなに高いの?
  • 控除されるから振込される額が少なくなるのに。

そう思っていますか?

では、給与明細から引かれるものがもしなかったらどうなるでしょう?あなたが自分で払います。

給与明細から引かれているものは、すべて会社が預かって、あなたの代わりに払ってくれています。ただ引かれているだけではないんですね。

1回目は、健康保険料と厚生年金保険料、2回目は、雇用保険でした。

3回目の今回は、所得税住民税です。

所得税は前払いです。

毎月のお給料や賞与の金額から一定の方法で計算し、仮の金額で払います。健康保険や厚生年金保険料、雇用保険料が、あなたと会社がそれぞれ払っているのに対し、所得税は100%あなたが払っています。会社が計算した仮の金額を会社が預かり、代わりに払ってくれています。

仮の金額ですので、1年に一度、きちんとした計算をして所得税を精算します。所得税を精算する手続を年末調整といいます。12月に会社に在職してれば、会社が代わりに精算手続もしてくれるんですね。

住民税は後払いです。

今お給料から引かれている住民税は、昨年のあなたの収入から計算されています。

所得税とはちがい、1月~12月のお給料と賞与から計算した住民税を、翌年の6月~5月の1年間でお給料から引いています。ですから、住民税の精算手続はないんですね。

所得税は、医療費や年金、教育費などに幅広く使われています。

税の学習コーナー

国税庁ホームページ

住民税は、あなたが住んでいる街の福祉、消防、ごみ処理などに使われています。

身近な税

財務省ホームページ

次回は最終回、給与明細を読むときのコツをまとめてお伝えします。

今日のポイント

  • 所得税は前払い、住民税は後払い
  • 税金は100%あなたが払う

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