あなたは毎月の給与明細をすみからすみまで見ていますか?
- 最後の振込額だけ見て、振込額と合っているかどうかを見てます
- 給与明細なんて見たこともありません
- きっちり見てます!
給与明細にはたくさんの情報が詰まっています。2月と3月の制度の使いこなし方のコラムは、給与明細を読むコツをお伝えします。
これを機会に、給与明細を読んでみませんか?
前回は支給の1回目、基本給と手当が最低賃金をクリアしていますか?でした。今回は支給の2回目です。手当ですね。
あなたの給与明細には、どんな手当がありますか?
手当は、必ずつくものではありません。会社が給与につけるオプションです。会社が自由に設定できます。
代表的な手当は通勤手当ですが、通勤手当は、会社のルールで払い方を決めています。例えば、
- 正社員は1ヶ月定期代を毎月、パートは往復交通費を出勤した日数分
- 全員往復交通費を出勤した日数分
- 1ヶ月定期代ではなく6ヶ月定期代を6ヶ月に一度お給料にプラスして払う
- 通勤定期代は基本実費だが2万円までという上限がある
- 新幹線や特急で通勤する場合は支給あり・なし
- 通勤手当は基本給に含む
色々なルールがあります。あなたの給与明細に通勤手当があれば、その通勤手当はどんなルールで計算されているのでしょうか? 他にも色々な手当があります。住宅手当、家族手当、役職手当。それぞれ会社のルールで決まっています。
あなたの状況が変わらないのに手当の金額を減らすことや、手当そのものをなくすことは、あなたがもらうお金が減るため、会社が勝手にすることはできません。手当を減らす前に他の手段を取る、どのくらいお給料に影響がでるかをあなたにきちんと説明して話し合いをする、すぐにもらうお金に影響しないよう、調整手当をつける、など色々と方法を取ります。
ただ、手当は必ず会社が払わなければならないものではありません。もし手当が変わったり、手当がなくなったりしたときは、あなたの状況が変わったからなのか、会社の状況が変わったからなのか、どちらかです。
給与明細の手当、なぜ、その金額が払われているか知っていますか?
次回は、残業代です。2回に分けてお伝えします。
今日のポイント
- 手当は必須ではない
- なぜその手当?その金額?知っておきましょう