あなたは毎月の給与明細をすみからすみまで見ていますか？
- 最後の振込額だけ見て、振込額と合っているかどうかを見てます。
- 給与明細なんて見たこともありません
- きっちり見てます！
給与明細にはたくさんの情報が詰まっています。2月と3月の制度の使いこなし方のコラムは、給与明細を読むコツをお伝えします。
これを機会に、給与明細を読んでみませんか？
1回目は、基本給と手当が最低賃金をクリアしているか、2回目は手当でした。3回目は、残業代の1回目です。
残業代とは何でしょうか？
残業とは、残って業（仕事）をすることなので、帰る時間の後も残って働くイメージがあるのではないでしょうか。
残業とは、あなたが働くと決められている時間、つまり定時以外で働くことです。
あなたの定時はいつでしょうか？
月～金の午前9時～午前12時、昼休みをはさんで午後1時～午後5時が働く時間なら、働く時間以外で働くことはすべて残業です。残業代は、残業に対して受け取る代金、決められたお給料にプラスしてもらうお金です。
今日はいつもより早く、午前8時に出勤しました。
午前8時～午前12時、午後1時～午後5時まで働きました。定時以外で働いたのは、午前8時～午前9時です。
1時間分お給料に上乗せされます。
今日はいつもより遅く、午後7時まで残っていました。
午前9時～午前12時、午後1時～午後7時まで働きました。定時以外で働いたのは、午後5時～午後7時です。
2時間分お給料に上乗せされます。
今日は休日ですが出勤しました。
午前9時～午前12時まで働きました。働いた時間は3時間。定時以外で働いたのは、午前9時～午前12時です。
3時間分お給料に上乗せされます。
色々なパターンが考えられます。定時以外で働いたときには、お給料に残業代が上乗せされます。残業代は、きちんと給与明細に反映されていますか？
ところで、働く時間があるラインを超えると、上乗せ金額がアップするのは知っていますか？割増賃金（わりましちんぎん）といいます。次回は、割増賃金をお伝えします。
今日のポイント
- 定時以外で働いたら残業
- 残業代はきちんと給与明細に載っていますか？
