8月は手続のイベントが特にない月です。もしあなたの会社が8月に賞与があるなら、前回の賞与手続を参考にしてください。その1 その2
手続のイベントが特にない月に、チェックしておく2点をお伝えしましょう。
前回は、住民税でした。
今回は、有休数の確認です。
有休とは、有給休暇のことです。有給休暇とは、働く人に保障されているお給料ありの休みです。正社員で6ヶ月以上働いていれば、10日以上保障されます。
厚生労働省ホームページ
有休日数の残数を確認するとともに、どんな取り方をしたのかもきちんと記録できているかを確認しましょう。
有休日数の残数はきちんと計算されていますか?
会社のルール、入社年、入社日によって、働く年数が長くなるほど、有休数は人によってさまざまです。一人一人、今残っている有休数が正しいかを時間のあるときに確認しておきましょう。
もしまちがっていることがわかれば、今のうちに修正しておきましょう。本人に伝えることも忘れずに。
どんな取り方をしているか記録できていますか?
- 本人が自主的に取った有休
- 会社が取らせた時季指定の有休
- 会社が決めた計画年休
有休は、本来は本人が自主的に取るものです。
2019年4月から、会社には10日以上の有休数のある社員には、毎年5日以上有休を取らせることが義務となりました。もし、10日以上の有休数のある社員が5日以上有休を取らなかった場合、会社から有休を取らせないといけません。これが時季指定の有休です。
会社によっては、計画年休という、会社一斉に有休を消化する日もあるでしょう。こちらも取り方が違うので、記録しておきましょう。
有休休暇管理簿を作り、保存しておく義務も会社にはあります。
東京労働局ホームページ
前回、今回と細かなチェックですので、繁忙期にはむずかしいでしょう。比較的時間のあるときに、じっくりと取り組みましょう。