8月は手続のイベントが特にない月です。もしあなたの会社が8月に賞与があるなら、前回の賞与手続を参考にしてください。その1 その2
手続のイベントが特にない月に、チェックしておく2点をお伝えしましょう。
今回は、住民税の確認です。
社員の住民税は、5月に通知が来ており、6月から金額が変わります。
住民税のチェック項目は3つです。
6月の金額と7月からの金額が通知通りですか?
毎月のお給料から引く住民税の金額は、1年間の金額を12で割り、差額は6月にプラスして計算されます。6月と7月~翌年5月はちがうことが多いので、金額にまちがいがないか確認しておきましょう。
もしまちがいが分かれば、8月のお給料で調整し、その後はまちがえなければよいのです。まちがいは早目に正しておくと、調整も楽です。
変更通知が来ていませんか?
住民税の変更通知が来る場合があります。計算の訂正や確定申告後の計算により住民税の金額が変わることがあるからです。
変更通知が来ているときには、お給料から引く金額も変更後の金額に変えなければいけません。何月からいくらになるのか、確認しておきましょう。
退職予定者の住民税
退職する人の住民税は、退職する時期によってお給料からの引き方が変わります。
例えば8月末に退職する人の場合は、
- 8月のお給料で住民税を引いた後
- 9月~翌年5月までの残額を、最後の給与か賞与、退職金から引きます。
もし引ききれない場合は、9月~翌年5月までの残額は本人に払ってもらうことになります。
大阪市ホームページ
すぐに転職先が決まっている人の場合は、転職先に給与所得者異動届出書を持っていってもらいます。9月以降の残額は、転職先のお給料から引いてもらうことになるからです。
時間のあるときに、じっくりチェックをしておくことの一つ、住民税。
次回は、有給休暇です。