4月は制度が変わる月です。あなたのお給料は変わらなくても、制度が変わることによってお給料が変わることがあります。4月は、お給料に影響を及ぼす制度の変更についてお伝えします。
1回目は、60時間超えの残業代、2回目は、デジタル払いの開始、3回目は、健康保険料の変更でした。
4回目は、雇用保険料の変更です。
雇用保険料率は、4月から変更されました。
- 2022年4月~9月までは0.3%
- 2022年10月~2023年3月までは0.5%
- 2023年4月~2024年3月までは0.6%
厚生労働省ホームページ
雇用保険料は、支払われるお給料×雇用保険料率で計算されます。
お給料が200,000円の場合、
- 3月は1,000円
- 4月は1,200円
200円アップです。残業代も含んだ金額で計算されますから、残業代が増えると、雇用保険料も増えます。
前回で健康保険料が70円アップして、雇用保険料が200円アップ。合わせて270円、引かれる金額が増えます。
お給料が変わらないのに、制度の変更で手元に入る金額が変わる。
4月は制度の変更の月でもありますが、会社によっては、お給料の変更の月でもあるかもしれません。生活に関わる大切なお給料、きちんと確認しておきましょう。
今日のポイント
- 雇用保険料率は4月に見直される
- お給料は確認しておきましょう