収入がなくなる、と聞くとあなたはどんな想像をしますか?
- 病気やケガで入院して会社に行けなくなる
- 退職して給料がなくなる
でしょうか。最近では、
- コロナ禍で会社での仕事がなくなり、自宅待機になる
も含まれるでしょうか。
あなたが収入がなくなるときに備えているものは何ですか?
帰ってくる答えは様々です。
健康保険の傷病手当金?
会社で健康保険に入っていれば、1年6ヶ月まで給料の代わりに受け取れるものですね。ですが、これは働けないことが前提です。元気で自宅待機をしているときにはもらえません。
雇用保険の失業手当?
会社で1年以上雇用保険に入っていれば、自主退職でも受け取れるものですね。ですが、自主退職なら2ヶ月もしくは3ヶ月の待期期間があります。その間は受け取れませんね。
では、所得補償保険を!
おっ、なるほど、制度でだめなら自分で備えようと。名前は様々ですが、働けなくなったときの生活費をサポートしてくれる保険ですね。ですが所得補償保険は、別名就業不能保険といい、ケガや病気で働けなくなった時の補償です。自分が元気でも補償してくれるものではありません。
ええー、それじゃ、どんなときにも対応できるものはないんですか?
あります!
収入がなくなったとき、理由を問わず対応できるものがあります。ズバリ、お金そのものです。
収入があれば、その収入が生活費や色んなことに使えます。
収入がなくなっても、使えるお金があれば?
お金があれば、生活費や色んなことに使うことができますよね。 備える、と聞くと、どうしても保険を考えてしまう人が多いのですが、保険は、助け合いの制度です。あなたの収入ではどうしようもない、大きなお金が必要なことに備えるものです。保険料を払っていれば安心は手に入るかもしれませんが、実際にお金が入るのは、保険事故が起こったときです。そして保険事故は決して楽しいものではありません。
楽しくないものをまちわびてお金を払っていくのは楽しいですか?
保険でなければ何を?貯蓄です。貯蓄の中でも今と将来の間にある、生活防衛費という貯蓄です。生活費の6ヶ月~1年分あれば安心です。こちらのコラムにも書いています。
お金は楽しいことにも使えます。ちょっと旅行に行くのに使いたいな、そんなお金は、保険では手に入りませんよ。