ご相談を受けていて実感するのは、初めて投資をする人が興味を持つものは投資信託、ということです。
「投資といえば投資信託ですよね？」
「どの投資信託がいいですか？」
投資を初めてする人には私も投資信託からしてみてはいかがでしょうか？とお伝えします。投資信託が投資初心者には向いているからです。もちろん理由があります。その理由は・・・あっ、そうそう、その前に投資信託とは何か？を知っておきましょう→こちらをどうぞ。
読まれましたか？
では、投資信託が初心者に向いている理由です。その理由は、
投資手法3つが投資信託を買うだけで完結するから
です。
投資手法3つとは、
- 長期投資
- 分散投資
- 積立投資
です。この3つを駆使することで、投資の効果を得ることができる手法です。では、一つずつ説明していきますね。
長期投資とは、長い時間をかけて資産を投資すること。
長い時間、とは10年以上です。一度の投資で増えた、減った、となるとそれは投資ではなく、投機です。
投資とは、長い時間をかけることで効果が出てくるものなんですね。
分散投資とは、色んな金融商品に分けて投資すること。
色んな金融商品に分けて投資することで、金融商品が持っているの振れ幅（リスクと言います）を相殺することができます。
例えば、国内の株式が下がっても、国外の株式が上がっていれば、投資している資産全体には影響が少なくなりますね。
積立投資は、小さい金額を積み立てて資産を増やしていくこと。
投資は、生活に支障のない小さい金額ですることが大切です。投資にお金をかけすぎて、生活ができなくなることは避けなければなりません。
積み立てることで投資の効果が出やすくなるのは、投資信託の特徴でもあります。
この3つの手法は、投資信託以外の金融商品で投資しようすれば、いくつも金融商品を買わなくてはいけなくなります。 例えば日本の会社の株式を買うとしますね。長期投資は何度も株式を買えばできるでしょう。ですが、分散投をしようと思うと、外国の会社の株式や、日本の会社の債券など、他の金融商品を買わなくてはいけません。日本の会社の株式だけなら、日本の会社の株式が下がってしまえば、投資している資産そのものが減ってしまいます。そして、株式は、買える最低株数が決まっている以上、一度に出ていくお金は生活費を圧迫するかもしれません。1000円の株を100株買うには、最低でも10万円。生活に支障のない金額でしょうか。
では、投資信託を買うだけで3つの手法が完結するか？見ていきましょう。
まず長期投資。投資信託は昨日買って今日売る、というのではなく、長期にわたって効果を得ていくものです。投資信託の中には、分配金をお金で受け取らず、そのまま次の投資にも組み入れることで、出したお金以上のものを買って資産を増やしていくことができる、複利効果というものを得ることができます。
次に分散投資。投資は、一つのものではなく、色んなものに分散することで、それぞれの金融商品の振れ幅（リスク）を相殺することができます。投資信託は色んな金融商品で運用しているパッケージ商品です。。投資信託を買うことで、自然に分散投資になります。
最後に積立投資。投資信託は、毎月同じ金額を積み立てて買っていくことができます。株式も投資信託は、毎日金額が変わりますが、株式は同じ金額では買えません。株式は株単位で買いますので、1株1,000円の日と1株500円であれば、100株買おうとすれば10万円準備するか5万円準備するか、日によって必要なお金は変わってしまいます。ところが、投資信託は金額単位で変えます。一気にお金を出すのではなく、同じ金額でコツコツと買っていくことができます。
投資手法３つを完結させるための投資信託、投資初心者のあなたは投資信託を買うことから初めてみましょう。
次回は、投資信託はどうやって買うのか？をお伝えいたします。お楽しみに！
