持っているだけでお金のかかる時代になってきています。
銀行の紙通帳、あなたは持っていますか?何年も前に作って、今使っていない口座はありませんか?
紙通帳の有料化は、2021年から増えています。新しく銀行口座を開設するときに紙通帳の発行を希望すると手数料がかかる銀行もあります。銀行で口座を開設すると紙通帳が自動的にもらえる、そんな時代ではなくなってきたようですね。
紙通帳有料化
有料化の例です。
- 新しく口座を開設すると手数料1,100円
- 紙通帳を利用する場合は毎年550円を引き落とし
新しく口座を開設するときだけではなく、紙通帳を持っているだけで手数料がかかることもありますね。
手数料を払ってまで紙通帳を持つ理由はあるのでしょうか?
- ネットを使わない人
ネットを使わない人は、紙通帳が必要でしょう。ちなみにですが、例であげた銀行は、年齢によっては紙通帳を無料で発行してくれます。例えば70歳以上や18歳未満です。スマホもパソコンも持たない可能性のある年齢なら紙通帳を無料で発行しますということでしょう。
- 入出金の明細が長期間分確認できない
ネットバンキングでの入出金明細が確認できる期間が長くなっている銀行もあります。例であげた銀行は、最長10年間や30年間閲覧可能としています。そこまで見られるのであれば、紙でなくてもよいかもしれませんね。
未利用口座に手数料がかかる
手数料がかかる例です。
- 最後の入出金から2年以上入出金がなく、銀行から連絡しても取引がないときには年1,320円の手数料がかかる
- Web通帳の選択がなく、2年以上入出金がなく、残高が1万円未満なら年1,100円の手数料がかかる。もし口座残高が手数料未満の場合は、残額がすべて引き落とされ、口座は自動的に解約される
年齢によっては対象外であったり、また、同じ支店に定期預金などの他の預金口座があれば対象外になったりもします。
紙通帳や未利用口座への有料化、どう対応しましょうか?
- 紙通帳をやめてしまう
- 口座を整理し、使わない口座は解約する
- いつかは使う口座であれば、一定の金額を口座にいれておく
それでも紙通帳がないと不安ですか?
インターネットバンキングのデータを月ごとに印刷してみてはいかがでしょう?私は仕事上の預金口座は印刷して領収書と一緒にファイリングしています。オンライン上の口座データと連携して家計簿を作成するアプリも登場していますので、家計管理のやりやすさからも、紙通帳よりもオンラインがよいかもしませんね。
ミニマリストは暮らし方に使われますが、口座もミニマリストの時代ですね。