投資、資産運用を始めようとする人からの相談で、よく聞かれることがあります。
「NISAとつみたてNISAとiDeCo、どれを使えばいいですか?全部使った方がいいんですか?」
そうですね、よくわからなければ、どれを使ったいいか迷いますよね?3つとも将来に備える投資、資産運用のための制度です。ただ、それぞれ性格が違いますので、使うときには自分にあった人、ではなく、制度を選びましょう。一緒にはできない人、ではなく、制度もありますので、それぞれの性格を知って、つきあう人、ではなく、制度を選びましょう。
今回は2回目、つみたてNISAの性格です。
1回で受け止める器はNISAに比べて小さい
3つに共通している利益に税金がかからない非課税枠が1年間で40万円。NISAは1年間で120万円です。
投資の対象もNISAに比べて少なく、長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託のみです。
つみたてNISAくんは、NISAよりも1回で受け止める器が小さいけれども、トータルではNISAよりも器が大きくなります。20年間で800万円、NISAの600万円より大きいですね。
NISAくんと同じように、つみたてNISAくんとお付き合いするときに注意しないといけないのは、投資で損をしたときです。利益にかかる税金はなしにしてくれますが、損をしたときには面倒を見てくれません。例えば、株式や投資信託を持っていてもらい、受け取った配当や分配金も預けていれば、税金は引かれません。
1年間に120万円は動かさないけれども、40万円までなら動かすことができるのであれば、つみたてNISAくんを利用するのがいいでしょう。つみたてNISAくんを利用して買ったものは、いつでも引き出すことができます。ただ、つみたてNISAくんを利用して投資をする場合は、積立しかできませんのでご注意くださいね。
- NISAくんとつみたてNISAくんはどちらか選ばなければなりません
- つみたてNISAくんとiDeCoくんは両方使うことができますよ。
つみたてNISAくんの特徴はつかめたでしょうか?次回は、iDeCoさんについてお伝えしましょう。NISAくんやつみたてNISAとはちがう性格ですよ。