2019年6月にニュースになった老後2000万円問題から、投資に興味を持つ人が増えているようですね。
投資とは、資産運用ともいい、今まで預金で準備している人が増やすため投資に興味を持ち、預金以外でお金を準備しようとしています。
- 「投資に興味があって」
- 「資産運用してみたい」
こんな言葉を聞くと、次に来る言葉はだいたい予想がつきます。
- 「何がいいですか?」
- 「何か確実に増えるものはありますか?」
今まで使っていた預金であれば、しくみは単純です。
預けた期間によって多少は違うものの、預けたお金プラス利息が受け取れる
ですね。つまり預けた金額より多くなって手元に戻ってくる、というイメージです。どの金融機関でも同じです。
ところが、投資に使うものは、金融機関によってさまざま。今まで使ったことがなく、知識もないため、どれを使って投資、資産運用をしたらいいか決めることができないのです。それは仕方ありませんよね。今まで見たことのない食べ物を前に出されて、美味しいよ、食べてごらん、と言われても、すぐ食べることはしないでしょう。本当に美味しいのか、どんな味なのか、本当に食べられるものなのか?不安が先行するでしょう。
どれを使って投資したらいいか、すすめられたけどこれに決めて資産運用をしたらいいのか、初めてだからこそ迷うもの。ましてや、投資、資産運用のときには必ず説明されることがあります。それは、リスクです。
リスクとは、正確にはブレ幅のことを言います。預けたお金と受け取るお金の差です。預金は、リスクはゼロ。金額はブレません。ところが、投資であなたがお金を使う商品にはリスク、金額のブレがあります。
例えば国債。国が出している債券です。満期前に解約すると解約分の利息が引かれてしまうので、預けたお金よりも受け取るお金が少なくなることがあります。預金ではそんなことはありませんよね。
例えば株式。買った株価から日々株価は変動します。上がれば喜び、下がれば落ち込む。株式売買は、安く買って高く売ることで預けたお金よりも受け取るお金が多くなりますから、いつ売るか?そのタイミングがむずかしい。
例えば投資信託。これも株式と同じく金額は変わります。しかも持っている間、信託報酬という手数料がかかります。手数料も多かったり少なかったり、さまざまです。
全部の特徴や気をつけることを知っていましたか?
あなたが、初めて投資をするのなら知らなくて当然です。知らなくて不安になる、それゆえに、何がいい、何が確実に増える?という質問になるのでしょう。
この質問の答えを知るための方法はただ一つです。
あなたが実際に投資をやってみる
実際に投資を体験してみることで、あなたにとっていいもの、はわかってくるでしょう。ただし、何が確実に増える、かはわかりません。どんな投資の達人でも、それはわからないのです。実際に投資をすることで、あなたにとっていいものを探していきましょう。
ただし、投資初心者のあなたに必ず守ってもらいたいことがあります。
- 投資、資産運用で使う商品のしくみについての知識は持っておく
- 生活に支障のない少額で始める
この二つを守れば、投資を楽しみながら経験してくことができるでしょう。経験は力、あなたは投資の達人に近づいていくのです。