【制度の使いこなし方】将来に少しずつ備える制度のお話 その1~厚生年金~

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老後には2,000万円必要だという情報が駆け巡ったときがあります。急に2,000万円が目の前に現れることはありません

時間をかけて、少しずつ貯めていくということが無理がなくて一番よいとは思っているけれども、お金を貯めることがむずかしい。

そんなあなたのために、制度を利用して将来のためのお金を貯める方法をお伝えします。

1回目は、厚生年金です。

お給料から厚生年金保険料が引かれていますね。厚生年金を使って、将来のためのお金を貯めます。

厚生年金を使うとどんなお金が貯まる?

65歳からの年金が貯まります。老齢厚生年金老齢基礎年金です。

老齢年金

日本年金機構ホームページ

厚生年金保険料は誰が払っている?

あなたと、会社です。

厚生年金保険料はお給料から半分引かれています。後の半分は、会社が払っています。

どのくらい払って、どのくらい貯まる?

  • 老齢厚生年金部分は、お給料によって払う金額と貯まる金額が変わります。
  • 老齢基礎年金部分は、お給料によって決まるわけではなく、払った月数で決まります。

厚生年金保険料を計算する元になる金額を標準報酬月額(ひょうじゅんほうしゅうげつがく)と言いますが、これはほぼお給料だと思っていただいてけっこうです。標準報酬月額が24万円の場合には厚生年金保険料は毎月21,960円払って、老齢厚生年金は約1,310円貯まります。老齢基礎年金は40年間払って792,600円(2023年度の金額です、毎年変わります)ですので、一か月払うと約1,650円貯まります。

合計すると、毎月21,960円払って、2,960円年金が貯まっていく計算です。

10年払うと貯まる年金は355,200円。20年払うと710,400円。30年払うと1,065,600円。40年払うと1,420,800円。この金額が、65歳から生きている間ずっともらえます。

厚生年金保険料はいつまで払える?

働き方によりますが、最大70歳まで払うことができます。

次回は、企業年金をお伝えします。

今日のポイント

  • 制度を利用して将来に備える
  • 厚生年金に加入すると65歳以降の年金が貯まる

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