NISA制度が2024年1月から変わります。
現在のNISA制度（旧NISA）と新しいNISA制度（新NISA）をお伝えします。制度を上手に利用して、投資スタンスを見直したり、決めたりしていきましょう。投資スタイルを決める時に大切なことはこのコラムに書いています。
今回は、旧NISAと新NISAで変わることです。
変わること①
制度は一つになり、枠の名前がつく
旧NISA制度では、一般NISAとつみたてNISAという制度が別々にありましたが、制度は一つになり、一般NISAは成長投資枠、つみたてNISAはつみたて投資枠と名前がつきます。
変わること②
年間非課税枠が増える
旧NISA制度
- 一般NISAは120万円
- つみたてNISAは40万円
新NISA制度は合計360万円
- 成長投資枠は240万円
- つみたて投資枠は120万円
年間とは、1月～12月です。
非課税枠とは、NISA口座での売買でもうかった利益、受け取った分配金などに税金がかからない枠のことです。
変わること③
非課税枠の期間が延びる
旧NISA制度
- 一般NISAは5年
- つみたてNISAは20年
新NISA制度では、成長投資枠もつみたて投資枠も無期限です。
変わること④
口座開設できる期間が延びる
旧NISA制度は、制度自体が2023年12月までですから、新しく口座開設ができるは2023年中です。
新NISA制度は、2024年1月から期間はありません。
変わること⑤
非課税枠の総枠が増える
旧NISA制度
- 一般NISAは120万円×5年＝600万円
- つみたてNISAは40万円×20年＝800万円
新NISA制度
- 成長投資枠は1,200万円まで
- 成長投資枠とつみたて投資枠を合わせて1,800万円です。
金融庁ホームページ
次回は、旧NISAと新NISAで変わらないこと、旧NISAと新NISAそれぞれの使い方です。
