5月は社会保険、健康保険、介護保険、厚生年金保険についてお伝えします。社会保険料はお給料からは前月分を、賞与からはその月の分が引かれます。今年の4月に入社した人は5月のお給料から引かれます。
お給料などから引かれている社会保険はどう計算されているのでしょうか?
計算表がある
入っている健康保険が全国健康保険協会(協会けんぽ)であれば、都道府県別の表↓から計算します。標準報酬月額が計算の元になる金額です。(健康保険組合はちがう場合があります)
表の折半(せっぱん)額が引かれる金額です。
全国健康保険協会
毎月変わるわけではない
計算表に書かれている標準報酬月額は、基本は年に1回だけ、7月に見直します。9月分から変更され、お給料には10月から反映されます。お給料が大幅に変わった場合のみ、臨時で見直すこともあります。
年に1回の見直し↓
日本年金機構
お給料が大幅に変わったときの見直し↓
日本年金機構
今年4月入社した人は?
今年4月に入社した人は、昨年の見直し時期にはまだ会社にいませんので、入社したときの契約の基本給と手当で計算されます。
日本年金機構
介護保険は40歳から
介護保険料は、40歳になった月から引かれ始めます。40歳になるのは、誕生日の1日前です。
5月6日生まれの人は5月5日に40歳になりますので、5月分を6月のお給料から引かれ始めます。同じ5月生まれでも、誕生日が5月1日の人は4月30日に40歳になりますので、4月分を5月のお給料から引かれ始めます。
次回は、健康保険を払う効果です。健康保険を払うとどんな効果があるのでしょうか?
今日のポイント
- 社会保険料は前月分がお給料から引かれる
- 見直しは年に1回