マイナンバーカードが2021年3月から健康保険証として使える、ということを以前のコラムでお伝えしていましたが 3月25日のニュースで、トラブルがあったので本格運用は先送りとなったとのことです。10月運用を予定だそうですね。2020年の特別定額給付金のときにも、マイナンバーとの連携がうまくいかず、結局紙で申請した方が早かったということもありましたので、マイナンバーとの連携は時間がかかりそうですね。
とはいえ、今後マイナンバーカードでできる手続も増えることが予想されますし、マイナンバーカードが必須となってから作るとなると、必要なときに手元にないと困りますよね。そこで、マイナンバーカードを作る手続をおさらいしてみましょう。申請したらすぐもらえるというわけではないので、マイナンバーカードを手に入れるまでかかる日数なども確認しておけば、あわてずにすみます。
(厚生労働省ホームページより)
「容子先生、私、マイナンバーカードはまだ持っていないんですが、持っていて何かメリットがありますか?」
「そうですね、例えば住民票を取るときに、市役所に行かなくても、コンビニで取れます。私も重宝しています」
「えっ?住民票は市役所に行かないと取れないんじゃないんですか?」
「もちろん基本はそうですが、マイナンバーカードについている電子証明書という本人確認のICチップを利用して、コンビニで取れるんです」
「ええ?楽!市役所が開いている時間になんて行けないですから助かります。それに、今あまり人の多い所行きたくないし」
「そうですね。人が少ないときを見計らってコンビニで取ることができます。他のメリットは、マイナンバーを伝えるときの本人確認証明はマイナンバーカードのみでOKです」
「最近手続にマイナンバーが必要ということも多いですものね。マイナンバーカードがないとどうなりますか?」
「マイナンバーカードがないと、
- マイナンバー通知カードと免許証などのコピー
- マイナンバー付きの住民票
のどちらかが必要ですね」
「それは面倒ですよね、やっぱりマイナンバーカードもらおうかな・・・容子先生、マイナンバーカードをもらおうと思ったら、まず何から準備すれば、あっ!マイナンバーカードって無料ですよね?」
「カード自体は無料です。ただ、写真が必要ですから、使える写真がない場合は写真代がかかかることもあります。準備ですが、
以前お住まいの市区町村から届いた通知カードを持っているか持っていないか
で変わります。持っていますか?」
「通知カードを持っていないとどうなるんですか?」
マイナンバー通知カードにはマイナンバーの交付申請書がついています。通知カードがないと、交付申請書を手に入れるところから始めなくてはいけません。
- 市区町村のホームぺージからダウンロード
- 市役所でもらう
「通知カード、探してみます」
「交付申請書が手に入ったら、写真を準備しましょう。データか紙で準備します。
4つの申請方法がありますから、申請方法を選んで写真を準備します。
- スマホから申請→写真データ
- パソコンから申請→写真データ
- 交付申請書を市役所に郵送→写真そのもの
- 証明書写真機を使って申請→写真撮影と申請が同時にできる
申請方法、どうしますか?」
「スマホかパソコンで手続したいですね。郵送だとスマホとかよりも時間がかかるとかあるんですか?」
「方法によって時間が変わるとは聞いていませんね。マイナンバーカードの形ができあがるまでに1~2ヶ月くらいです」
「えっ、そんなにかかるんですか?」
「申請が多ければ時間がかかるときもあるようですよ。それと、マイナンバーカードができあがったら、次のステップが待っています」
「まだあるんですか?」
マイナンバーカードの形ができた後のステップは次回に!
今日のポイント
- マイナンバーカードを申し込むときには、通知カードがあると時短
- 写真が必要