【制度の使いこなし方】【労災保険特集①】労災保険がなかったらどうなる?

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労災保険は、正式名称を労働者災害補償保険といいます。会社員は全員この保険に加入しています。6月の制度の使いこなし方はこの労災保険をお伝えします。

労災保険は誰がもらえる?

労働者、つまり会社に雇われている人です。会社と雇用契約を結び、契約や会社のルールに従って働いている人がもらえる保険です。

労災保険はどんなときにもらえる?

業務上、通勤中の災害にあったときです。業務上とは、仕事中に仕事が原因ということ、通勤中は通勤中に通勤が原因でということです。会社との往復と仕事中とイメージしてください。災害とは、

  • ケガや病気の治療
  • 仕事を休むことによる給与ダウン
  • 障害状態や介護状態になったための補償
  • 死亡したときの遺族への補償

などです。

プライベートでの治療や給与ダウン、障害状態や介護状態、遺族への補償は、健康保険や介護保険、年金保険の担当です。

誰が加入する保険?

保険に加入するときは保険料を払う必要があります。では、会社員のあなたは保険料を払っていますか?給与明細を見てみましょう。

労災保険料という項目はありますか?ないと思います。それは、労災保険に加入するのは会社だからです。

保険に加入するのは、もし保険事故が起こったときに通常では対応しきれないお金が発生することに対応するためです。労災保険の保険事故とは、会社に雇われている人がケガや病気で治療を受けるときや仕事を休んで給料がダウンしたときなどです。保険事故が起こったときには、会社が費用をすべて負担しなければならないのです。

治療費は健康保険とちがって自己負担はありませんから、保険事故が起こり、

  • 治療費の100%を支払い
  • 休業したことでダウンした給料を負担する

となれば、会社には予期せぬ出費です。予期せぬ出費は、会社の事業に影響を及ぼす場合があるので避けたい。そのために加入するのが労災保険です。ないと、会社は大変ですよね。ですから、会社が加入し、保険料も会社が全額払うのです。これが、あなたが労災には加入しているけれども、保険料は払っていない理由です。

次回は、労災事故にあって通院するときに注意することをお伝えします。

今日のポイント

  • 労災保険は会社のための保険
  • 保険料は会社が全額払う

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