【制度の使いこなし方】(番外編)新型コロナウイルス関連 会社もうまく制度を使って

【カテゴリー】制度の使いこなし方| オフィス・ラ・クレ 2. 制度の使いこなし方

今日は番外編。あなたが勤めている会社も会社自体を閉めていたり、時短勤務やテレワークなど、いつもとはちがう時期を過ごしていることでしょう。そんな会社のために、色んな制度が一時的に変更になっています。

変更になっている制度は、会社が助かるかもしれないものばかりです。そんな制度は、すべて申請、つまりこちらからアクションを起こさないと自動的には変わってくれません。

  • 税金

3月決算の会社は、5月、6月に税金を支払うことになりますが、税金は現金で支払うことになります。手元に現金がないなど、支払がむずかしいのであれば、1年間の猶予(先送り)ができます。利息なしでお金を借りて、税金を支払うイメージですね。支払うことがむずかしそうだな、というときは、できれば支払う期限までに税務署へ相談して、必要なら申請しましょう。

新型コロナウイルス感染症の影響により納税が困難な方へ

(国税庁ホームページより)

  • 社会保険料

お給料から引いた社会保険料(健康保険料、厚生年金保険料)は、払うべき社会保険料の金額のほぼ半分です。後の半分は会社が負担して、お給料から引いた社会保険料と合わせて会社が支払います。この支払はお給料から引いた月の翌月末までで、もし遅れた場合には、強制的に支払わされます。会社が持っている財産の売却や差押えをしても支払うことになります。ですが、今回は特別に1年間の猶予(先送り)ができます。つまり払わなくても財産の差し押さえはない、ということです。これも納付期限から6ヶ月以内に申請するという締切がありますので、支払うのがむずかしいな、と思ったらすぐに年金事務所へ相談し、申請してくださいね。

【事業主の皆様へ】新型コロナウイルス感染症の影響により厚生年金保険料等の納付が困難となった場合の猶予制度について

(日本年金機構ホームページより)

他にも困っていることは色々とあると思います。

  • 電気代やガス代も支払いがむずかしい
  • お金を借りるときの制度はないか?

また、仕事がないので休んでもらった人にお給料を払ったときなどのための雇用調整助成金の制度もあります。

新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者の皆様へ

(経済産業省より)

困ったな、と思ったときには、助けてもらえるかどうか、まず制度を探しましょう。

会社に直接、”あなたの会社にはこんな制度が使えます、つきましては申請書をお送りします”と言ってはきません。まず自分で探す、そして相談、自分に合えば申請、です。行動を起こすことから始めましょうね。

また、制度には使える期限があることがほとんどです。早めに行動を起こすことをおすすめします。

今日のポイント

  • 会社が使える制度を探してみましょう
  • 制度を使うときには、自分で探して相談、申請です。待っていても教えてはもらえません。

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