年末調整後、確定申告をしなければならない人、確定申告をした方がいいかも?の人は、確定申告をする準備をしていきましょう。 今回は、確定申告をした方がいいかも?の人の確定申告の準備についてお伝えします。
確定申告をした方がいいかも?の人は、こんな人です。前回のコラムにも書きました。
- 年の途中で退職し、12月現在で就職していない
- 年末調整で申告がもれていた控除があった
- 年末調整ではできない控除を受ける
準備する書類は、まず源泉徴収票です。年の途中で退職し、12月現在で就職していない人は、退職時の源泉徴収票を準備しましょう。
- 年の途中で退職し、12月現在で就職していない人や、年末調整で申告がもれていた人
年末調整で提出するはずだった書類を準備しましょう。例えば、保険料控除証明書、住宅特別控除申告書と住宅ローンの残高証明書です。
年末調整ではできない控除を受ける場合には、プラスして次の書類を準備しましょう。
- 年末調整ではできない控除を受ける
雑損控除なら、被災証明書や支払った費用などの領収書を準備しましょう。
医療費控除なら、1月から12月までの領収書を準備しましょう。もし領収書がなければ、加入している健康保険から、医療費についてのお知らせでもかまいません。医療費についてのお知らせに、負担した医療費が書かれています。ただ、現在は10月分までしかお手元に届いていないと思いますので、11月12月については、領収書から確認しましょう。また、健康保険適用外の個室料などは医療費についてのお知らせには書いてありませんから、領収書で確認しましょう。
寄付金控除なら、領収書が来ている(11月以降に寄付をした場合には、1月以降に来る可能性があります)と思いますので、手元に準備しましょう。ふるさと納税をして、ワンストップ特例を申請している場合でも、確定申告をするのであれば、ワンストップ特例は使えません。領収書を準備しましょう。
確定申告は、来年にならないとできませんので、今は準備だけして待ちましょう。
確定申告は、
- 紙に記載して税務署に持参もしくは郵送
- 国税庁ホームページで作成して印刷、税務署に持参もしくは郵送する(郵送の場合は、マイナンバーが記載されていますから、書留など、相手に必ず到着する方法で送りましょう)
- マイナポータルを利用して電子申請
こちらに、方法について書いてあります。
国税庁ホームページ
準備を終えたら、後は年越しを待つばかりです。国税庁ホームページに確定申告の方法が記載されるのは1月の中旬くらいですので、令和3年分がアップされてから使いましょう。 次回は、年内に就職しない人の確定申告についてお伝えして、今年の確定申告のコラムは終了です。
今日のポイント
- 確定申告には準備が必要
- 確定申告の方法は色々ある