2019年10月、消費税が8%から10%にアップしました。
えっ、そんなことあった?と思われたあなた、わかります!消費税が10%にアップすると同時に、キャッシュレス決済のポイント還元が始まったため、あまり消費税アップのインパクトがないまま新年を迎えました。
新年を迎えてすぐ飛び込んできたのは、ダイヤモンド・プリンセス号の乗客の新型コロナウイルス感染症のニュース。そして4月の緊急事態宣言。6月に入ってもテレワークが続く日々。マスク必須、手指消毒に気を使い、変わった生活環境に振り回されながら10月を迎えているのではないでしょうか。ちなみに、キャッシュレス決済のポイント還元は、6月30日にひっそりと終了しています。これもあまり話題にはならなかった記憶がありますね。
変わった生活習慣は、そのまま家計に直結します。消費税アップから1年、そろそろ家計に消費税アップの影響がじわじわとやってくるころではないでしょうか?あなたはどうですか?食料品やテイクアウトは8%のままですが、それ以外はすべて10%です。
最近、毎月の支出がなんだか多い気がする、家計が赤字!使いすぎだ、節約しなくちゃ!
と思っているのであれば、ちょっと待ってください。そのなんだか多い気がする支出、あなたが使いすぎていることが原因ではないかもしれませんよ?
家計というのは一家の収入と支出です。
- 収入が支出より多ければ黒字
- 収入が支出より少なければ赤字
同じ赤字でも、収入が25万円から10万円になり、支出がいつもとおなじ15万円で5万円の赤字と、収入が25万円、支出が30万円で5万円の赤字。この二つ、同じことだと思われますか?
私はちがうと考えます。 収入は基本あなたがコントロールできません。会社との契約でお給料は決められていますし、残業も最近はむずかしくなっていますよね。今回の緊急事態宣言中の自宅待機でお給料が減ることなどはどうしようもできないことです。ところが、支出はあなたがコントロールできます。外食を減らす、携帯や光熱費の契約先を見直す、保険を見直す、など、支出をコントロールできるのはあなたです。
赤字になった!と悩む前に、赤字になった原因を探ってみましょう。収入が減ったことによる赤字であれば、収入が戻れば家計は健全化するでしょう
収入は減らないのに赤字になったのであれば、支出を見直してみましょう。消費税の影響なのか、自分の生活習慣が変わった影響なのか?どちらの影響にせよ、今後は消費税10%、この生活習慣で過ごしていくことになります。これは家計の見直しが必要だ!と思ったあなた、以前のコラム、家計の見直しは“あれの明細からや家計管理上手は貯蓄上手?など、参考にしてみてください。 それでもよくわからない、というあなた、いつでもご相談くださいね。