毎年12月に伊勢神宮にお詣りします。2004年から始めた、毎年の習慣です。2004年は、立て続けに色んなことがあり、身体もココロもパンチをくらいっぱなしでした。
何とかしたくて行ったのが伊勢神宮。友人の厄年のお詣りを兼ねていましたが、そういえば自分の厄年には何もしていなかった、と気づいたのは後のこと。
今年も、12月20日に無事お詣りをすませました。手を合わせて感謝の言葉を伝えてきました。 風がときおり吹く以外は、おだやかな日和。観光バスも車も人も多かったのですが、伊勢神宮はいつも一人になれる場所です。
おかげ横丁で赤福ぜんざいをいただいて日帰りするのが毎年のルーティン。おかげ横丁に行く路で縞模様の猫を見かけました。観光客が「昨年とはちがう猫がいる」と言っていましたので、毎年猫がいるのでしょうか。20年近く行っているのに、初めて気づきました。猫は、人がたくさんいる中で我関せず、身体をなめたり伸びをしたり。陽だまりの中でのんびりしている猫は本当に気持ちよさそうでした。
空気と風と音と香りと。すべてが日常から切り離された空間です。
赤福ぜんざいをいただきながら、今年も無事一区切りつけられた、とホッと一息つきました。
2022年、コラムをお読みいただきありがとうございました。2023年もよろしくお願いいたします。