2020年4月以降、新型コロナウイルス感染症により、飲食店が一斉に営業を中止しました。その後、様子を見ながら営業を再開した店も、店員はマスクをつけ、客が去った後のテーブルのアルコール消毒が日常となっています。
そんな日常を見るたびに思い出すことがあります。2020年より前、店員がマスクをつけ、客が去った後にテーブルをアルコール消毒している店がありました。店員はマスクだけではなく、髪の毛をすっぽり覆うようにバンダナか布を巻いていて、まるで食品工場の中のようだと思ったものです。
お店に、理由があるのかと聞いてみたところ、
お食事に店員の髪の毛などが入らないために
という答えでした。食事を作る人では見たことがありましたが、食事を供する人は初めてでした。そこまでする必要あるのかな?と思いましたが、まあお店のリスクヘッジ=何かあったときの保険かな、とそれ以上の質問はしなかったことをおぼえています。
今、2022年、あのお店はどうしているのか?とふと思いました。実は、印象深かったエピソードはおぼえているのですが、お店の場所も名前もすっかり忘れてしまいましたので、再訪しようにもできないのです。おそらく、店頭に来店時のアルコール消毒を準備するくらいで、他は以前と同じでしょう。違和感はないのではないでしょうか?
テレワークも、以前から導入していた会社は、違和感なく取り入れたと聞いています。何事も、やっておいて損はない、準備は大切、と思うときに、いつも思い出すエピソードです。