2023年の最初のコラムはひとりごとです。2023年もオフィス・ラ・クレをよろしくお願いいたします。
毎年、年が変わる前に来年の漢字を決めます。2022年は展(ひらく)でした。
2023年は格です。
格と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?
- 品格、格安、合格などの2文字?
- 格が上がる、などの文章?
最初は、色々あった2022年から2023年へ、整、収、納などが思い浮かんだのですが、何となく違和感がありました。ピンとこないのです。漢和辞典をペラペラめくりながら何日も考えていたとき、気の合う仲間と話しているうちにポンと思いついた漢字が格でした。
仲間の一人が、漢字は戦後一度消滅の危機にあり、たくさんあった漢字がまとめられて、戦前よりも少なくなっていると教えてくれました。
「だから、音読みと訓読みがあったり、意味がたくさんある漢字は、色んな漢字がまとめられた漢字かもしれない」
色んな漢字がまとめられた・・・「格」の意味はたくさんあるのでしょうか?調べてみました。
- おきて、きまり、のり→格式、規格
- おもむき、ようす、ねうち、身分→格調高い、品格
- いたる、いたす、きわめる
- ただす
- 線を方形に組み合わせたもの、ほねぐみ。→格子、骨格
- うつ。なぐる。→格闘
- はばむ、そむく、くいちがう
他にも、価格、格好、人格、性格、体格、風格など、お金や人にかかわる言葉がたくさんあります。格子縞(こうしじま・チェック柄のことです)も格が使われていますね。
「きわめる」「ただす」が新鮮でした。ものごとをきわめる、おこないをただす。
これぞ、格好よく生きたい私にはピッタリです。 2023年の漢字は格。今年は、格好よく生きていきます!