私がたまに使うレンタルオフィスは、某携帯会社が運営しているため、一部がスマホ教室で使われています。今日もたまたまスマホ教室が隣のスペースで行われていたので、聞こえてくる言葉を手元の紙にメモしておりました。
- ダウンロード
- アプリ
- インストール
- メニューバー
- テキスト
- 検索バー
- キーボード
- QRコード
カタカナの嵐ですね。カタカナの嵐については以前のコラムで書いたことがあります。平日の昼間、スマホ教室に来ているのはきっとあの年代かな、とちらっとのぞいてみると、予想通り人生の先輩方。手元にあるスマホの画面と前の講師を見ながらおぼつかなげに指を動かしています。アプリとは、ダウンロードとは、など、説明しながら天気予報のアプリを入れようとしています。
おっ、音声入力ですか。キーボードに慣れていないのなら、音声入力の方がいいでしょうか。でも、あれってけっこうはっきりゆっくり言わないと認識してくれないんですよね、などと思いながら自分の仕事に戻って、ふと考えました。
このカタカナ、スマホの専門用語じゃない?スマホだけではありませんが、電子機器対応の専門用語。知ってしまえば意味を考えなくても何をするかはわかりますが、初めて聞いたときにはさっぱり意味がわからない言葉、それが専門用語。
私も専門用語を伝える仕事をしているので、伝える側の難しさはわかります。
- 相手の理解度
- 相手の知識
- 相手が知っているつもりでもちがった認識をしているときの修正
知っておくと損をしないから知っておいてほしい、それだけの思いで続けている仕事です。近くで繰り広げられるスマホの専門用語の嵐に、私自身の仕事についてあらためて考えた、平日の昼間でした。仕事?もちろんきちんと終わらせましたよ。