サブスクリプション、略してサブスク。この名前を聞いたときに私は何のことだかピンと来ませんでした。あなたもそうだったでしょうか?
サブスクリプションは、モノを買わずに使用する権利を買うことです。英語で”定期購読”の意味があり、そこから転じて期間が決まった使用許可として使われるようになったそうです。新聞や雑誌の定期購読をイメージすればわかりやすいかもしれません。お金を払っているうちは新聞や雑誌が読める、お金を払わなくなれば読めない、ということですよね。
サブスクリプションは、モノを所有することよりも使用することに価値があると思っている人にはとても便利です。必要なときに必要なだけ使う。必要なくなったのに、持っているだけでお金を払い続ける必要はなくなります。余計なものを持ちたくないという人にもぴったりですね。サブスクリプションは、新車、ブランドバッグ、家具、住宅といったモノを購入する代わりのものや、音楽や映像を定額で見られるサービスもあります。色んなところで使うよりも好きな時だけ借りる、が浸透してきているのでしょう。例えばカーシェア。聞いたことがありませんか?カーシェアもサブスクリプションです。使う車は同じでも、毎日使う人と1週間に一度使う人とでは金額が違うのですね。
サブスクリプション、気になるけど、使おうかどうしようか?
と迷っているあなた、サブスクリプションの大きなメリットは3つです。
- モノを所有・購入しないですむ
- 初期費用がおさえられ、毎月や毎年かかる費用が見えやすい
- 最新のモノを利用できる
毎月いくらかかるかわかれば、家計管理もしやすくなりますね。契約中はサポートや保証もあります。 家計管理がしやすく、必要なモノ以外を持たなくていいのは大きな魅力かもしれませんね。カーシェアの場合は、今使いたい車を、使いたいときだけ契約して利用することができます。
ただし、メリットがあるということは注意点もあります。
- 初期費用はおさえられるが、利用している間はずっと費用がかかる
- サブスクリプションの利用料で家計が圧迫される可能性もある
- 解約するときのコストに注意
買うときにかかる初期費用はおさえられます。車を買うときには大きな費用がかかりますが、サブスクリプションならかかりません。ただし、契約している間はずっと使うことになります。毎日使っていた車を1週間に一度しか使わなくなったのに、毎日使うという契約をしていると、余計なお金を払っていることもあるかもしれません。買うのはムリだけどこの利用料なら払える、と高グレードの車を買ったり、実は必要じゃなかったサービスもつけて契約してしまうこともあります。
そして、意外と忘れがちな解約のときにかかるお金です。解約したいと思っても、使用期間によって精算金などがかかることもあります。契約前に、解約のこともしっかり確認しておきましょう。