投資しますか?投資しませんか?
投資しようと思っているあなたも、投資すると決めたあなたも、投資しようか迷っているあなたも。投資するかどうか?のポイントは一つです。
生活できなくなるような投資はしない
生活できなくなる、のポイントは
- お金の余裕
- 心の余裕
です。
【お金の余裕】
投資にいくら使うか?
将来が心配だから、と今の生活費を削ってまで投資に回すのはやめましょう。まず生活費を確保、そしてもう一つ、生活防衛費の確保をしてからまだお金があれば投資に回しましょう。毎日の生活、そして急な入院などに備える生活防衛費の確保が第一です。
生活防衛費についてはこちらのコラムに書いています。
【心の余裕】
何に投資するか?
投資というのは、自分の手元からお金を出し、お金に働いてもらうということです。そのお金を“どこで”働かせるのか?はあなたが決めます。株式で働かせますか?投資信託を使って働かせますか?それとも預金?選択肢はたくさんあります。
それぞれの選択肢にはそれぞれの性格があります。例えば株式と預金を比べてみましょう。
- 株式に投資するときには、株価×買いたい株数の金額と証券会社に払う手数料が必要です。(手数料がない場合もあります)株価1,000円のものを1,000株買おうと思ったら、100万円以上のまとまったお金が必要です。
- 預金に預けるときには、普通預金なら1円から預けられますからまとまったお金は必要ありません。ただ、定期預金ならまとまったお金は必要です。
株式と預金でちがうのは、戻ってくる可能性のあるお金です。
- 株式は、買った株式の価値が2,000円になって売ると100万円のもうけになりますが、株価が500円になると、50万円の損です。また、会社が倒産したりして、価値が0円になると、100万円の損です
- 預金は、預けた100万円は戻ってきます。ちょっとだけ利息がついて。
株式と預金を比べると、ブレ幅のちがいがよくわかります。
- 株式はプラス100万円からマイナス100万円。ブレ幅は200万円です。
- 預金はブレ幅は0円です。
株式の方がブレ幅が大きいのです。200万円のブレ幅が、あなたの心の余裕を奪うのであれば、100万円は株式に投資しないことをおすすめします。株価が上がって喜び、下がっておろおろし、仕事中も落ち着かない、そういうあなたは株式投資には向いていません。株式を買うのはいいですが、株式を投資するには向いていないのです。
このように、投資をすることで心の余裕がなくなるのであれば、無理に投資をする必要はありません。
でも、投資はしないといけない、そう思っているあなた、投資をしなくても生きていけます。周りが投資でもうかった話を聞いて心が動きますか?損をした話は外には出さないものです。
あなたは、あなた自身の生活とブレ幅へのクセを知り、投資に慣れていくことが大切です。
また、年代によっても、あなたのクセは変わるでしょう。変わることは悪いことではありません。自分のブレ幅を知り、自分が生活していくために必要なお金を知り、投資にチャレンジしてみましょう。