あなたはクレジットカードを持っていますか?
最近はお店のレジでも、現金で払っている人が少なくなった印象があります。クレジットカードやキャッシュレス決済が浸透してきたのかもしれませんね。2020年3月現在では、クレジットカードの発行枚数は29,296万枚、つまり約3億枚だそうです。(日本クレジット協会のクレジット関連統計より)日本の20歳以上の人口は約1億人ですから、一人3枚は持っている計算になるでしょうか。
あなたは何枚、クレジットカードを持っていますか?そしてクレジットカードを使っていますか?
クレジットカードを使うときには、支払方法を指定しますね。
あなたはクレジットカードを使うとき、どんな支払方法を指定していますか?
ちなみに私は生活費を1つのクレジットカードで払っています。詳しくは過去のコラムで書いています。光熱費の引き落としは一括払いなので金額の確認しかしていませんが、食費の支払いのときには注意しています。私がよく使うスーパーマーケットではセルフレジを導入しているのですが、支払い時に必ず一括払いかリボ払いかを確認してくる画面があります。ここではいつも慎重になりますね。なぜ慎重になるのか?それはリボ払いを選んでしまうと、よけいな支払いをすることになるからです。
なぜリボ払いを選んでしまうと、よけいな支払いをすることになるのでしょうか?
リボ払いとは、クレジットカードを使って買い物をした金額にかかわらず、支払うときには同じ金額を支払うというものです。ん?だったら単なる分割支払いじゃないの?そう思ったあなた!注意しましょう、分割支払いとリボ払いとはまったく別ものです。リボ払いは、ローンを組んで買い物をするということです。ローン、つまり借金であるということは・・・そう、利息も払うということなんですね。買利息は年利15%に設定されていることが多いですね。
あなたは、50,000円の買い物をして、毎月10,000円ずつのリボ払いで支払うことにしました。トータルの支払金額はどうなるでしょうか?
- 1ヶ月目 支払金額=10,000円+50,000円×15%×1/12=10,625円
リボ残高(まだ支払っていない金額)=50,000円-10,000円=40,000円
- 2ヶ月目 支払金額=10,000円+40,000円×15%×1/12=10,500円
リボ残高(まだ支払っていない金額)=40,000円-10,000円=30,000円
- 3ヶ月目 支払金額=10,000円+30,000円×15%×1/12=10,375円
リボ残高(まだ支払っていない金額)=30,000円-10,000円=20,000円
- 4ヶ月目 支払金額=10,000円+20,000円×15%×1/12=10,250円
リボ残高(まだ支払っていない金額)=20,000円-10,000円=10,000円
- 5ヶ月目 支払金額=10,000円+10,000円×15%×1/12=10,125円
リボ残高(まだ支払っていない金額)=10,000円-10,000円=0円
5ヶ月かけて全部支払い終わりました!トータルは?
10,625円+10,500円+10,375円+10,250円+10,125円=51,875円
一括払いであれば50,000円のところを毎月10,000円ごとのごとの5回払いにすると51,875円支払います。1,875円はリボ手数料と明細には書かれますが、借金の利息です。意外とかかると思いませんか?
毎月の支払金額はほぼ一定ですが、支払いができるからといってリボ払いを繰り返していると、気づいたら利息の支払いだけで何万円、何十万円にもなっていて、支払いがずっと終わらない・・・そうなってしまうかもしれません。
(日本クレジット協会 ホームーページより)
リボ払いを使ってはいけない、とはいいませんが、しくみを知っておけば、使うか使わないかの判断はできるかと思います。大切なお金、一時の楽のために、本当にお金が必要なときにお金がない!とならないようにしたいものですね。
あなたは、リボ払いを使いますか?使いませんか?