5月は社会保険、健康保険、介護保険、厚生年金保険についてお伝えします。社会保険料はお給料からは前月分を、賞与からはその月の分が引かれます。今年の4月に入社した人は5月のお給料から引かれます。
社会保険の一つに厚生年金保険があります。厚生年金保険を払うとどんな効果があるのでしょうか?
- 死亡したときに遺族にお金が出る
死亡したときの年齢や家族状況、それまで厚生年金保険を払った金額や長さで金額やもらえるものが変わります。
例えば、独身で、家族に55歳以上の父母がいる場合は、父母に遺族厚生年金が出ます。
- 障害が残って生活に支障が出た時にお金が出る
病気やケガが原因で障害が残り、障害等級1級、2級、3級のいずれかで認定を受けた場合にお金が出ます。家族状況や等級やそれまで厚生年金保険の払っていた金額や長さで金額やもらえるものが変わります。
例えば、1級と認定された場合には、障害厚生年金と障害基礎年金がダブルでもらえます。厚生年金保険を払っていた期間中に医師の診察を受けていることが条件の一つです。
- 65歳以上でお金を受け取れる
65歳になると、それまで払っていた厚生年金保険の払っていた金額や長さで計算してお金をもらうことができます。
例えば、独身の人が、厚生年金保険を20万円を元にした金額で20年間払っていれば、約67万円(2024年度年金額)です。
日本年金機構
厚生年金保険の払う効果はいかがでしたか?健康保険と同じく、効果は黙っては受けられません。お金をもらうときには手続が必要です。
金額が気になる場合は、年金事務所や街角の年金相談センターで試算してもらうこともできます。年金事務所へ行く場合には予約を忘れずに!
日本年金機構
次回は、4月5月6月に残業してはいけない?です。4月5月6月に残業するとどんな効果があるのでしょうか?
今日のポイント
- 死亡、障害、65歳以上に効く
- 効果を受けるには手続が必要