本屋に来年の家計簿が並ぶようになりました。今年もあと2ヶ月をきりましたね。
本屋に家計簿が並んでいるのを見ると、いつも私は思います。家計簿って必要なのかなあ?
買い物をする。財布からお札とコインを出して払う。引き換えにもらったレシートを財布の中に入れる。
帰宅すると、レシートを見ながら家計簿に書く。これは食費、これは衣料費。レシートを分けて家計簿に書き出し、今月の収支を計算する。
うーん、今月もぎりぎり・・・。
昔よく見ていた光景です。主婦の仕事は家計管理、そう言っていた母を思い出します。
主婦という役割が、その家の中で家事をする人に与えられるのであれば、私もまた主婦です。主婦ですが、家計簿を使った家計管理はしていません。理由は、したくないから。
私は事業をしていますので、会社の経費管理もしています。レシートを毎日財布から出し、使ったお金を帳簿に書く。正確には会計ソフトに入力ですが、毎日しています。理由は、したいから。
家計管理と会社の経費管理、したくないとしたい。レシートを財布から出して書く(入力する)、やっていることは同じなのに、なぜ、したくないとしたい、という感情が生まれてくるのか・・・?
理由は、目的があるかないかでした。
会社の経費管理は、1年ごとに税金の申告をするという目的があります。ですが、家計簿を使った家計管理をする目的は見つかりませんでした。申告が必要でもない、記録を残しておくのが楽しいわけでもない。家計簿を使った家計管理をしなくてもいいんじゃないのかな?
というわけで、私はずっと家計簿を使わない家計管理をしています。
そもそも、家計管理は、収入内で暮らしているかどうかの確認です。貯蓄をするのであれば、収入から貯蓄分を引いた金額で暮らしていれば、自然と貯蓄はできます。収入内で暮らしているかどうかの確認は、家計簿がなくてもできるのです。
では、どのような方法があるか?私の家計管理はこうです。
- 現金(キャッシュ)
前月末に次の月に使う金額を引き出します。毎週使う予算額を決め、毎週の予算額の4倍の金額を引き出します。
ここでポイント!ATMに行くのは1月に1回だけです。しかも、できるだけ手数料のかからない平日の昼間に行くこと。手数料は、1回分は大きな金額ではありませんが、積もると大きな金額になります。現金は、外食費に主に使います。
- クレジットカード(キャッシュレス)
私は、食事の材料費、消耗品費、通信費、光熱費はすべて一つのクレジットカードを使って決済します。これで家計の大半を占める食費、通信費、光熱費の金額はばっちりです。
クレジットカードだと使いすぎたりしない?との心配もあるようですが、これが不思議と、ほぼ一定の金額で引き落とされるんですよ。生活のリズムが変わらなければ、引き落とされる金額もほとんど変わりません。
このように、キャッシュとキャッシュレス、この2つで家計管理をしています。 会社の経費管理もこの2つです。
ポイント
- 使うクレジットカードは決める
私はクレジットカードは4枚持っています。生活費用、それ以外用、会社の経費用、そして旅費用。
使用目的ごとに使うクレジットカードを決めていれば、家計管理・経費管理は楽です。
- クレジットカードでの支払いは、一括払いのみ
リボ払い、ボーナス払いは使わないようにしましょう、一括払いは翌月か、遅くとも2ヶ月後には引き落とされますので、生活のリズムが崩れることはありません。
クレジットカードを使いすぎるようでこわい、というのであれば、1年くらいキャッシュと併用して使ってみてください。意外と使いすぎない、ということが わかるはずですよ。あなたの生活がよほど変わらない限り、キャッシュとキャッシュレス、合わせても生活費はあまり変わりません。
クレジットカードは一括払いに限ります。リボ払いは、毎月の支払いは一定になりますが、利息がかかるので、トータルで払う金額は多くなりますので、おすすめしません。 ボーナス払いは、ボーナスでの支払いなので、ボーナスの使い道が予定とちがってくるかもしれません。予定を変更するのもまた生活のリズムを崩すこと。これもおすすめしません。
家計簿を使わない家計管理の一例をお伝えしました。 こんな家計管理、あり?なし?