貯蓄しよう!と決心し、貯蓄 方法 おすすめ と検索してみました。
定期預金、株式、投資信託などの金融商品の名前。これで5年後に500万円貯めた、という経験談。初心者へのおすすめ方法はこれ、などの情報がたくさん。
何を、どうすればいいの?迷ってしまってそのまま検索画面を閉じる。それを繰り返す。そんな方からのご相談です。
「容子先生、私貯蓄できないんです!貯蓄がしたいのにできないんです!私ダメなんです!」
「えっ?ど、どうされました?落ち着いて。貯蓄がしたいのにできない?」
「そうなんです。恥ずかしいんですけど、今まで貯蓄ってしたことがなくて」
「恥ずかしい?貯蓄をしたことがないのは、恥ずかしいことではないですよ。貯蓄の経験がまだない、ってことですよね」
「はい、貯蓄の経験がないんです・・・容子先生、私、お給料は銀行に入れっぱなしで、使うときだけお金を出して使ってるだけなんですよ。ダメですよね」
「使うときだけお金を出して使う、それは、ダメなこと、じゃないですよね」
「ダメ、じゃないですか?貯蓄しなきゃいけないんじゃないですか?友達に聞いたらみんな貯蓄してるって言うんです。この前1000万円貯めたって人がいたんですよ」
「1000万円!がんばられたんですね」
「そうなんです!私も1000万円貯めたいです!どうしたら1000万円貯まりますか?」 「1000万円貯めたい!ではがんばりましょうか!」
「はい!」
「では、がんばる前に、二つ質問があります」
「はい、容子先生、なんでしょうか?」
「ひとつ。1000万円貯めたらそのお金で何をしますか?」
「えっ?な、何をする?」
「ふたつ。いつまでに1000万円貯めますか?」
「えっ?いつまでに?容子先生、それを決めないと貯蓄ってできないんでしょうか?」
「ふふ、実は、そうなんですよ」
貯蓄を始める前に決めるスタートライン。それは、
- 何のための貯蓄か
- いつまでに貯めるか
を決めることからです。
なぜこの二つを決める必要があるのか?
それは、この二つが決まらないと、貯蓄の方法が決まらないからです。
貯蓄 方法 おすすめ と検索したときにたくさん出てくるおすすめの方法、この中からあなたにピッタリの方法を探すために必要なことなのです。
「容子先生、私、何も決めてないんです。まだ貯蓄をしたことがないので、貯蓄を経験してみたいとは思ってますけど、特に何のため、何に使うとか、決めてないんですけど、そんなときにはどうすればいいですか?」
「いい質問ですね!でも、スタートラインの一つ目はクリアできてますよ」
「クリアできてますか?」
「貯蓄を経験するため、ですよね?」
「えっ、そんな目標でいいんですか?」
「もちろん!では二つめ、いつまでに1000万円貯めますか?」
「あの、容子先生、1000万円は言いすぎでした。目標額変えてもいいですか?」
「いいですよ。目標額をいくらにします?」
「300万円に変えてもいいですか?3年で300万円貯める、という目標で二つ目はクリアですか?」
「クリアしました!」
「やったー!」
「では、どのような貯蓄方法を使うのか一緒に考えていきましょう」
「はい!よろしくお願いします!」
貯蓄初心者のあなたへ。
貯蓄方法を考える前に、何のために貯蓄したいのか、を明確にしましょう。
ダイビングをしたいと思っているのに、ゴルフウェアを買いに行く人はいませんよね?
でも、貯蓄ではこんな勘違いがおこります。何のために貯蓄したいのか、が決まっていないのに、貯蓄の方法、つまり道具を先に買いにいったら、後悔してしまうこともあります。
そして、いつまでに貯めるか、を考えるのも大切です。
初めてダイビングに行くなら、上級者用の道具を買いそろえてしまってもまだ使えません。初心者用の道具が必要ですね。貯蓄の方法は様々、初心者用の道具か上級者用の道具か、わからないまま買ってしまったら? 初心者なら初心者にふさわしい貯蓄の方法があるのです。
貯蓄は、将来のあなたへのプレゼントです。なんでもいいから貯蓄したい!ではなく、お金の行き先の一つとして、いいスタートをきりましょう。
何のための貯蓄か、によって変わる貯蓄方法。次回では、貯蓄目標ごとのおすすめの貯蓄方法をお伝えします。