【制度の使いこなし方】特別編・持続化給付金への道②~申請から入金まで~

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2020年5月1日より申請が開始となった持続化給付金。 個人事業者である私が持続化給付金を受け取るまでの道のりを“制度の使いこなし方 特別編”としてお届けいたします。私が持続化給付金を受け取るまでの道のりがあなたの参考になれば幸いです。

前回は、準備から申請チャレンジまでを書きました。

今回は、申請から入金までの道のりです。申請はオンライン申請のみで、持続化給付金のサイトからの申請です。

持続化給付金

(中小企業庁 持続化給付金サイトより)

申請は5月2日の午前。オンライン申請なので、窓口が開くのを待たずに済むというのはありがたいですね。

サイトから「申請する」をクリックし、仮登録画面で設定したIDとパスワードを入れると・・・入れました!後は画面に従って入力、書類データを添付します。

手順は7つです。

1 宣誓事項にチェック

給付要件を満たしていますか?不正受給ではないですか?など、チェックを入れて進みます。すべてチェックしないと、次に進めません。

2 基本情報を入力

名前、住所、業種などを入力していきます。業種はプルダウンからの選択です。ん?どれだ?と迷いましたが、よっぽどかけ離れたところを選択しない限り、大丈夫なだと思い、プルダウンから業種を選択。私は相談、講演などの業務を行っています。選んだ業種はこちらです。

  • 大分類:サービス業(他に分類されないもの)
  • 中分類:その他の事業サービス業
  • 小分類:他に分類されない事業サービス業

3 特例適用の選択

特例とは、昨年に開業した、確定申告を(まだ)していない、季節性収入の特例を使う(1年間のうち、夏だけしか収入がないなど)のことです。

給付金の対象者について

(中小企業庁 持続化給付金サイト よくある質問 より)

私は特例には該当しないので、一番最初の「一般的な申請方法(下記特例次項に該当しない)」にチェックを入れました。

4 売上の入力

昨年1年間と今年の売上の資料、そして電卓を準備して入力スタートです。

売上が50%以下になったかどうかの確認です。私は4月の収入が昨年に比べて50%以下になったため、4月を対象月として入力しました。画面に出てくる項目を入力します。

  • 昨年の1年間の事業収入(A)
  • 昨年度の4月の収入
  • 今年度の4月の収入(B)

入力すると(A)-(B)×12の金額が出てきます。入力間違いがないか、電卓をたたいてチェック、間違いありません。

5 給付予定額

4 売上の入力 での計算を元にして、給付予定額が出てきます。ここで、試算した金額と給付予定額がちがっていれば、4 売上の入力 に戻って入力をやり直します。試算した金額とぴったり合っていたのでOK

6 口座情報

入金してもらう口座を入力します。事業で使っている私名義の口座を指定しました。添付書類があります。口座のコピーを添付するところが2つ。2つとも添付書類をつけないと次に進みません。

  • 通帳のオモテ面 /電子通帳等の場合画面コピー
  • 通帳を開いた1・2ページ目/電子通帳の場合画面コピー(1枚目と同じもの)

私は通帳なしのネットバンキングを使っています。ネットバンキングの画面より、通帳表のイメージコピーが取れるので、それを取って、2つともイメージコピーを添付しました。画面コピーを取れなくはないのですが、イメージコピーに口座情報はすべて載っています。入力した口座情報が合っているかどうかの確認だろうから、という解釈をしました。

7 添付書類

ひたすら画面にある項目の書類データをアップ、アップ、アップ。

  • 確定申告書のデータ

e-Taxで確定申告しましたので申告したときの控のデータ。(税務署の収受印、つまり受付印のあるものは手元にありませんでした)

  • 売上台帳

4月の売上は、キャンセルが相次いで0円でした。売上が0円なので、入力している会計ソフトから4月だけの売上の元帳はプリントアウトできません。そこで、3月~4月の元帳をプリントアウトし、余白に「4月の売上0円」と手書きで書いてPDF化しました。

  • 本人確認書類

マイナンバーカードのコピー。

  • 確定申告に収受印がない場合の追加書類(納税証明書、e-taxの受信通知)

さあ、ここなんですよ。先ほども書きましたが、確定申告したときのデータを探してみましたが税務署の収受印、つまり受付印のあるデータは見当たりませんでした。e-taxの受信通知はなく、還付金の金額が画面で確認できるお知らせのみ。こういうときにはよくある質問で確認します。

申請について

(中小企業庁 持続化給付金サイト よくある質問より)

Q7の回答に、納税証明書を代わりに提出と書いてあります。納税証明書を取り寄せていたら時間がかかる。どうしよう?と考えた私。税務署が確実に受け取って処理をした証拠が必要なんですよね?と解釈し、ある書類をPDF化してアップ。その書類とは、

還付金振込通知書

税務署が確定申告書を受け取らないと、所得税の還付金は振り込まれませんからね。

これで入力は終了しました。まだ書類がそろっていないなど、入力しただけにとどめておきたければ、このまま保存しておけます。申請する、をクリックすると、訂正はできません

画面をスクロールして、入力間違いがないかチェック、そして、申請する、をクリック! これで申請は無事終了しました。後は、入金か、それとも書類不備の連絡があるか。待つこと2週間。

5月15日金曜日、持続化給付金の入金がありました!

書類の不備はなかったようですね。

次はいよいよ最終回、通知が来る予定です。どのくらいで来るのか?その後は?通知が来たら特別編をアップしますね。お楽しみに!

今日のポイント

  • 添付書類は、サイトに書いてあるものと同じものが準備できなくても目的が分かれば通る可能性があります
  • 申請から入金までは2週間

※持続化給付金は、新型コロナウイルス感染拡大による特別な給付金です。受け取るまでの期間が短い、必要な書類にも考慮されています。

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