働き方改革。2019年4月より大企業に導入され、2020年4月からはいよいよ中小企業にも働き方改革が導入されました。残業時間の制限や有給休暇の取得など、今まで緩かったところが締められてきています。私も、色々な相談を受けながら、いよいよかと思っていたその矢先、起こった新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言。
働き方改革の中には、多様な働き方という項目があります。働ける人には全員働いてもらえるように環境を整えて色んな人材を受け入れなさい、ということです。が、緊急事態宣言により、会社での働き方がいやおうなしに変わり、人材を受け入れるよりも、今いる人材に多様な働き方を、という方向になってきています。テレワーク、Web会議、出社日数や時間の短縮、今までとはちがう働き方にそまどっている人もいるでしょう。あなたもそうでしょうか?
でもこの状況、実はチャンスです。あなたの家計改革のチャンスです。
なぜチャンスなのか?
新型コロナウイルス感染拡大、緊急事態宣言などの今の状況は、終わるまでには長い時間がかかる、と私は考えています。いったん感染者が少なくなって収束しても、感染状況によってはまた緊急事態宣言、を繰り返し、その間隔が次第に長くなっていくだけ。終息までにはまだまだ時間がかかると。唯一人類が根絶に成功したといわれる天然痘(てんねんとう)すら、根絶には何百年もかかっています。私たちにできることは、ウイルスと共存する免疫をつけることぐらいでしょう。たとえ一度は日常が戻っても、また同じ状況が起こらないとも限りません。
日常に戻り、また緊急事態宣言などにより生活が変わったときに備えて、お金の対策もしておきましょう。生活防衛費、そう、あの200万円の準備、そしてお金の使い方も柔軟にできるようにしましょう。収入が少なくなったときの生活、テレワークをしているときの生活、あなたはどちらも経験しましたか?経験したならチャンスです。そのときどんなお金の使い方をしましたか?
家計の改革のチャンスですよ。
生活の基本は収入内で支出をすること、ですが、今回は基本を超えてしまったこともあったのではないでしょうか?
- どこまでなら超えてもいい?
- ここは譲れない!
- ここは今は支出をおさえる
基準はあなたが決めましょう。 今後、また緊急事態宣言が出たときにあわてない家計の改革をするチャンスは、今ですよ!