マイナンバーカードが健康保険証として使えるようになるのは10月まで延長されました。ただ、マイナンバーカードでできる手続も増えることも予想されます。マイナンバーカードは今日申し込んで明日もらえるというものではありませんので、必要なときに手元にないと困りますよね。
https://officelaclef.jp/mainannba-4-1/前回と今回で、マイナンバーカードを作る手続の流れをお伝えしましょう。手続を知っていれば、スムーズに手続きをすすめることができます。前回は、マイナンバーカードを申し込むところまでを書きました。
(厚生労働省ホームページより)
1.マイナンバーカードを申し込むと、交付通知書が届きます。ここまで約1ヶ月。マイナンバーカードができたよ、という連絡です。
「容子先生、交付通知書が届いたらどうしたらいいんですか?」
「書いてある期限までに、書いてある場所(市役所マイナンバー課など)に必要書類を持っていく必要がありますね」
「必要書類って何ですか?」
「必要書類は、
- 交付通知書
- マイナンバー通知カードがあればマイナンバー通知カード
- 本人確認書類(免許証など)
- 住民基本台帳カードを持っていれば住民基本台帳カード
ですね。交付通知書が来る前に準備しておくといいですね」
「住民基本台帳カードって何ですか?」
「住民基本台帳カードは、マイナンバーカードの前身ですね。住民基本台帳ができたときも、マイナンバーカードと同じようなカードを作ることができたんです。マイナンバーカードを作るのなら、住民基本台帳カードは必要なくなりますので返却します」
「そうなんですね、住民基本カードを作った覚えはないので持っていないと思います」
「持っている人は少ないでしょうね。私は持っていたので、マイナンバーカードを作るときに返却しました」
「そうなんですね、先生なんでも作ってますね」
「なんでも作ってるわけじゃないですけどね」
2.交付通知書を持って窓口に行って、暗証番号を設定します。
「暗証番号って何のためにですか?」
「手続きをするための暗証番号ですね。マイナンバーカードに設定するんです。キャッシュカードやクレジットカードにも設定しますよね?」
「あっそうか、同じように設定するんですね」
「そうです。暗証番号は二つ以上です」
「二つ以上?」
- 署名用電子証明書の暗証番号 英数字6文字以上16文字以下(英字は大文字、英字と数字混在)
- 利用者証明用電子証明書 数字4桁
- 住民基本台帳 数字4桁
- 券面事項入力補助用 数字4桁
「数字4桁の3つは、同じでもOKです」
「キャッシュカードやクレジットカードと同じでもいいんですか?」
「それはおまかせします・・・。数字4桁は、住民票を発行するときなどに使いますね。6文字以上の暗証番号は、電子証明書を更新するときに必要です」
詳しくはこちら
(地方公共団体情報システム機構 マイナンバーカード総合サイトより)
「これでマイナンバーカードは出来上がりです。取り扱いには注意しましょうね」
「持ち歩いた方がいいんですか?」
「身分証明書として必要なので、身に着けておくことをおすすめします。免許証と同じ扱いでいいと思いますよ」
「はい、わかりました。あっ、容子先生、マイナンバーカードは更新あるんですか?」
「更新あります。マイナンバーカードは有効期限があります。20歳以上なら10年間ですね。中に入っている電子証明書は5年ごとの更新です。私は、昨年に5年目が来たので電子証明書の更新に行きました」(正確には発行から10回目の誕生日、5回目の誕生日です)
「更新の手続って、どうやってするんですか?」
「市役所の窓口に行って、電子証明書用の6文字以上の暗証番号を入れて更新手続きをします。手続き自体は10分くらいですね」
「そうなんですね」
「こんな有効期限通知書が来ますね。期限の2~3ヶ月前に来ますので、有効期限が来る日までに更新手続をしましょう」
(地方公共団体情報システム機構 マイナンバーカード総合サイトより)
今日のポイント
- マイナンバーカードを申し込むと、交付通知書が来るので、窓口で暗証番号を設定すると使えるようになる
- 申し込んでから手に入るまで2~3ヶ月はみておくほうが無難