あなたは毎月、給与明細を見ていますか?
あなたは毎月、給与明細のどこを見ていますか?振込額だけ銀行の振込額と確認している?給与明細をきちんとチェックしている?それとも・・・見ていませんか?
給与明細を見ていないあなた、見ない理由は何でしょうか?
- 「ちゃんと計算されているはずだから」
- 「見てもわからないから」
なるほど・・・ですが、給与明細は、あなたの生活にかかわる大事なものなんですよ。ちゃんと計算されているはず、と他人まかせにしたり、見てもわからないからと放っておくことはせず、きちんと確認しましょう。今回から8回にわたって、給与明細の読み方をお伝えしていきます。
まず、給与明細の構図です。支給欄と控除欄と振込額欄です。あっ、ちなみに、支給合計額-控除合計額=振込額になってますよね?まずは支給欄からです。
支給欄の一番最初に書いてあるのは何でしょうか?基本給ではないでしょうか?
基本給の確認
基本給は、あなたが会社と交わした労働契約書(雇用契約書というかもしれません)に書いてあります。ただ、労働契約書を交わした後に基本給の変更があって金額が変わっている場合には、変更通知・昇給通知だけかもしれません。労働契約書は、働き方が変わったときに交わしますから、基本給の変更だけでは変更通知だけかもしれません。
- 労働契約書か最新の変更通知
- 給与明細の基本給
合っていますか?合っていなければすぐに会社に伝えましょう。
手当の確認
手当は、会社によって様々な手当があります。必ずあるわけではありません。基本給とちがって、手当はなくてもいいのです。
労働契約書にもありなしは書いてあるでしょうし、金額や手当が支給される条件は就業規則に書いてあります。
手当の代表的なものは通勤手当でしょうか。通勤手当がない会社もありますし、通勤手当の上限がある会社もありますよね。
はい?就業規則なんて見たことがない?それはおかしいですね。
就業規則とは?
就業規則は会社のルールブックです。会社の中であなたが働くときに、会社とあなたが守らなければならないルールが書いてある大事なものです。社員が10人以上の会社なら、就業規則は作って労働基準監督署に届け出る義務が会社にありますから、就業規則がないとは考えられません。もし10人未満の会社なら作っていない場合もありますが、そのときは会社に手当の内容や条件について確認してみましょう。
就業規則は、会社はもちろん、働いている社員もいつでも見られるようにしておかなくてはなりません。ルールを再確認するためには、いつでもルールブックは見ることができないといけませんからね。
手当が払われるはずなのに払われていない、もしくは金額がちがう場合には必ず確認しましょう。住宅手当が住んでいる住宅によって変わる場合、家族手当が家族の人数などによって変わる場合、以前のままではありませんか?
会社が計算した給与が、必ずしも正しいとは思いこまないこと
変更もれや計算まちがいがあるかもしれません。もしかしたら、あなたが変更手続を忘れてしまっているかもしれません。給与明細は毎回きちんとチェックしましょう。
次回は、残業手当についてお伝えします。あなたは、残業手当と割増賃金の違いを知っていますか?
今日のポイント
- 給与明細は必ずチェック
- 基本給と手当は最新の状況に応じた金額かどうかは確認しましょう