1月から3月はバーゲンの季節です。私はバーゲンのときは色んなお店を見に行きます。お店を見に行くだけでバーゲンで買うことはあまりありません。なぜ?欲しいものがあることが少ないから。もし、欲しいものがたまたまバーゲンで売っていればもちろん買いますよ。でも、バーゲンでたくさん買う!ということはありません。
そんなバーゲンの季節、金融機関でも色んなキャンペーンをやっています。私はある金融機関でiDeCoのチラシ攻撃に会いました。ん?iDeCoを知らない?こちらのコラムに2回に分けて書いていますから、ぜひお読みください。
話を戻しまして、iDeCoのチラシ攻撃は、カウンターなど銀行のあちこちにその銀行が扱っているiDeCoのチラシがたくさん貼られていることで行われていました。一瞬ぎょっとしたくらいのチラシの数でした。
キャンペーン中なのかな?と思い、チラシを手にとってみましたが特に行員さんの動きはなし。ちらりと行員さんの方を見てみましたがまたもや動きはなし。近くにあったパンフレットをパラパラめくってみましたが動きはなし。ん?キャンペーンとかじゃないのかな・・・?結局、すすめたいのかすすめたくないのか、よくわからないまま金融機関を出てきました。iDeCoは金融機関によってはきちんと説明できる人がおらず、専用の窓口に誘導されるだけというところもあるようですから、そこもそうだったのかもしれません。
他の銀行でも定期預金の金利のキャンペーンや、投資信託のキャンペーンなどをするときがありますが、これはお店のバーゲンと変わらないと私は思っています。今、iDeCoをしたら絶対オトク!とか定期預金をしたら他の時よりもオトク!というわけではありません。
とはいえ、”お店でのバーゲンでは買いませんよ、惑わされません!”と言っている人が、”銀行でキャンペーンと言われて定期預金に加入しました”となることも実は多いのです。あなたはどうでしょう?
もうすぐ3月、異動や転職の季節でもあります。新しいことを始めようかな、と思ったときに目に飛び込んでくるキャンペーンのチラシには心が動かされるのかもしれません。
でも、ここは落ち着いてみましょう。これは銀行のバーゲンなのです。
本当にあなたはiDeCoをしたいと思っていますか?iDeCoの口座は一つの金融機関でしか作れません。手数料もかかります。そういうことを知っていますか?
定期預金の金利は1年ですか?3ヶ月だけの高い金利だったりしませんか?それなら思ったより利息は高くないかもしれませんよ。
チラシにはあなたにとって大切なことは小さく書いてあることが多いのです。
新しいことを始めよう!と飛びつくと、「やらなきゃよかった」と後悔することになるかもしれません。
大切なお金、バーゲンで失ってしまうことのないようにしてくださいね。特に、金融機関でのバーゲンでは。