【制度の使いこなし方】iDeCoのこと、ちゃんと知っていますか?~その1~

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2,000万円問題。

年金だけでは老後の生活はムリ、自分で2,000万円貯めておかないと、という不安は、一つの社会現象を生みました。それは、“将来、確実に、年金だけでは生活できない”という切迫感。iDeCoやNISAなどの、投資の制度への大きな関心。

ちなみに、2,000万円問題を解決する方法については以前のコラムで書いています。

そして、ここにも投資に大きな関心を寄せる人が。

「容子先生!どれにしたらいいですか?迷っちゃって!」

「えっ?何ですか、このパンフレットの山は?」

「iDeCoとNISAのパンフレットです。ネットで検索してプリントアウトしたものもあります!どれがいいですか?」

「ちょ、ちょっと待ってください。iDeCoと NISAの制度について、ちゃんとわかって選ぼうとしてますか?」

「えっ?えーと、iDeCoもNISAも投資に使える便利な制度ですよね?」

「どう便利?」

「えっと・・・どう便利?」

「まあまあ、そもそもどうしてiDeCoやNISAをしようと思ったんでしょう?」

「だって年金だけじゃ将来不安だし、投資でもしようと思って」

「投資でもって・・・」

「でも iDeCoやNISA をすると、税金が安くなるんでしょう?そう書いてありますよ」

「まあ、確かに税金が安くなるメリットはありますけね」

「でしょう?だからどれを選んだらいいかって思って」

「でもメリットには必ずウラのデメリットがあるんですよ。ちょっと勉強してみます? iDeCoやNISA がどんな制度かわかれば、選びやすくなりますよ」

「じゃあ、よろしくお願いします」

iDeCoのメリットと言われるのは次の3つです。ウラのデメリットも合わせて紹介しますね。

その前に!iDeCoとは、個人型確定拠出年金の愛称です。

  • あなた個人が
  • 決まった金額を払って
  • 自分の将来の年金を作っていき、60歳から受け取るものです。

「ちょ、ちょっと待ってください、容子先生」

「はい?」

60歳からと言いました?」

「言いましたよ、60歳から受け取れるんです」

「その間は出せない?」

「iDeCoは出せません」

「えっ、どこでも出せないんですか?」

「iDeCoは国の制度ですから、60 歳まで出せないのは決まっています。もちろん、本人が亡くなったりしたら別ですけど、本人が受け取るには60歳から」

「サービスで出してもらえるところはないですか?」

「ないです。パンフレット読んでみました?」

「うっ、ちゃんと読んでないです・・・サービスはないんですね・・・と、ともかく、メリットとウラのデメリットについて教えてください!」

「では続けますね。iDeCoのメリットと言われるのは、3つです。すべて税金が安くなるメリットですね」

  • 税金が安くなるメリット その1

iDeCoに加入して、決まった金額を払うと、払った金額の一部が所得税・住民税から差し引かれます。これが税金が安くなるメリットです。確かに安くなるのは魅力的。でも、払った金額の全部ではなく、一部です。あなたの収入によって、払った金額の15%~55%ですね。最大の55%なのは、年収1,000万円超えの人です。

「それでも払った金額の半分くらいなんですね」

「そうですね」

  • 税金が安くなるメリット その2

iDeCoは、払った金額で投資します。投資は、利益が出たり損が出たり、どちらかになります。利益が出たときに、本来は20.315%の税金を払わなければなりませんが、これが0円になります。例えば、

  • 利益が1000円出たら、iDeCoを使っていなければ手に入るのは797円
  • iDeCoを使っていれば手に入るのは1,000円

確かに利益が出たときに税金を払わなくていいのは魅力的。でも、投資は、利益が出たり損が出たり、です。利益が出たら確かに税金が安くなります。では損が出たときには?iDeCoの場合は何もありません。iDeCoを使っていない場合は、損が出たときには確定申告をすることで税金を安くすることができます。ん?

  • 投資をして、利益が出たらiDeCoの方が税金が安い
  • 投資をして、損が出たらiDeCoじゃない方が税金が安い

どっちが得なんでしょうね?

「どっちが得?投資って利益が出るか損が出るかわからないんですよね?」

「そうですね、予測はできませんね。ただ単に税金が安くなるメリットだけというのはわかっていただけました?」

「はい、何でもウラがあるんですね。 それで容子先生、メリットその3は?」

「その3は、次にまわしましょう」

「え?容子先生、どうして?」

「メリットその3は、60歳以降受け取るときのメリットになります。今回は、払うときのメリットとウラのデメリットまでにしますね」

「うーん、iDeCoってむずかしいんですね」

「そうですね、制度はちょっとややこしいかもしれません。でも、どんな制度もきちんと知って使えば、とても便利になるんですよ」

「使いこなし方次第、ですよね?容子先生」

「正解!」 」

今日のポイント

  • iDeCoは、60歳まで掛金を払い、60歳から受け取るもの
  • iDeCo のメリットには、ウラのデメリットもある

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