台風シーズンは、昔は8月下旬と言われていましたが、最近は10月半ばになってもシーズンから抜け出せないようですね。先日(2019年10月)に関東、東北に上陸した台風は、まだ傷が癒えていない街たちにさらに大きな打撃を与えました。ライフラインの復旧にはまだ遠く、日常を取り戻すには時間がかかりそうです。
今回大きな被害がなかった地域に住んでいる場合でも油断はできません。台風は上陸する場所を選んではくれませんものね。
住まいの備えとしては色んなものがあります。
- ハザードマップであなたが住んでいる地域を確認し、避難場所も自分の目で確かめておきましょう。
- 防災グッズは用意できていますか?
今、あなたが台風の後片付けに追われていたり、家族の安否を確認していたりしていないのであれば、こういった備えを、余裕のある今のうちにしておきましょう。
そして、余裕のある今のうちにしておくことはもう一つ。
- 家のための保険に加入していますか?
- 保険の内容は知っていますか?
家のための保険とは、火災保険や住宅総合保険など、住まいを守るための損害保険です。保険の内容に、風害や水害は含まれていますか?
保険の内容は、保険証券の保障のところに書かれています。
保険証券がない?保険会社に再発行をすぐ依頼しておきましょうね!
風害や水害は、特約(特別の約束)となっていることもありますので、もしかしたら保障に含まれていないかもしれません。あなたの保険はどうでしょうか?
台風により家に被害があったときには、自分のお金を出して修理します。誰かが故意にし たわけではないので、お金を払ってもらうわけにはいかないんですね。
ただし!保険は被害に対して払われますが、すぐに払われるわけではありません。今回のように、被害が広範囲におよぶと、保険会社も調査に時間がかかります。最終的に保険金がおりたとしても、その間の生活はどうしましょう?
そういったときに役立つのが生活防衛費です。こんなときに使うんですね。生活防衛費については、こちらのコラムをどうぞ。
- 手持ちの現金
- 生活防衛資金
- 保険
備えはできる限りしておきましょう。道路の復旧には多額のお金がかかりますので国などにまかせるしかありませんが、あなたの家の復旧には、あなたの日頃の備えが役立ちます。
家を買ったときや入居時に加入した保険の更新忘れはありませんか?火災保険は加入したらずっと補償が続くわけではありません。今加入している保険は火災保険はあなたの住まいと、あなたの今後の生活を守るものです。
病気やケガには、健康保険という公的な保障がありますが、災害による被害には、そういった公的な保障はついていません。自分の住まいは自分で守りましょうね。