ちゃんとお金とつきあうこと、それはお金を大切に扱うこと。では、お金を大切に扱うこととは?それは、お金の使い方を決めること。
使い方、つまりお金の“行き先”を決めましょう。
行き先は3つあります。一つ目が貯蓄、二つ目が生活費、そして三つ目がどうしても使いたいもの。なぜこの3つに分けると思いますか?この3つは、あなたが“今”も“将来”もゴキゲンに暮らしていくために必要なものだからです。
「貯蓄しなくちゃいけないと思ってるんですが、全然たまらないんです。将来が不安で・・・。でも、生活費を節約するとか、他にしたいこともあるし、それは減らしたくないんです。そうしたら、毎月お金がぎりぎりで。ああ、また貯蓄ができなかったなあって毎月そればっかり」
そう嘆くあなたへ、お金の仕分けをしてみましょう。使えるお金が17万円ある人にお金の仕分けをしてもらいました。
使えるお金を現状で3つに分けてみます。万円単位でけっこうです。
- 貯蓄 2万円希望
- 生活費 10万円
- どうしても使いたいもの スポーツクラブと月に一度の雑貨店巡り 2万円
これで、合計14万円です。3万円は自由に使ってください。
この仕分けをした後の感想です。
「全然ぎりぎりじゃない、むしろ余裕ある!」
「貯蓄は希望通りできそうですね」
「でも、手元にあったら使ってしまいそうです」
「そんなときは先取り貯蓄ですよ。使えるお金をまず貯蓄してから、残ったお金を生活費とどうしても使いたいものに使えばいいんです」
「貯蓄の方法でおススメはありますか?」
「貯蓄の目的は決まっていますか?」
「決まっていません」
貯蓄の方法はさまざまです。貯蓄の目的が決まっていないときには、貯蓄の方法を考える前に、“貯蓄の習慣”をつけていきましょう。この方は、給与振込口座に積立預金口座を作り、自動的に2万円を貯蓄するようにしました。貯蓄もできて安心し、生活も変えず、趣味にお金も使い、ゴキゲンに暮らしておられます。
貯蓄ができないと嘆くあなたへ、とりあえずお金の仕分けをして、貯蓄できそうな金額をさっさと先取り貯蓄してしまいましょう。行き先を決められるのがお金は大好きなんですから。