【お金とのつきあい方】終活は究極の将来への備え

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2021年の年末が近づきました。年末、最後、というところから、今回は、人生の最期を迎えるにあたっての準備、終活についてお伝えします。終活は、まだあなたには縁遠い、と思っていませんか?でも、人生の最期はいつやってくるかわからないものです。そして、終活は、生前も含めて準備が必要なのですよ。

あなたは、今、おひとりさまですか?おひとりさまという言葉も、すっかり定着しましたね。生涯未婚率、つまり45歳~49歳と50~50歳の未婚率の平均が上昇し、2020年は男性23.4%、女性14.1%(内閣府 平成30年版少子化社会対策白書より)です。今後、2040年には、男性は約30%、女性は約20%になると言われています。男性なら3人に一人、女性なら4人に一人が未婚者ということですね。少子高齢化も進んでいるので、高齢になった場合に、家族に頼れない状況も考えられます。では何に頼るのか?

そのために将来に備えて貯めている?もちろんお金も大切ですが、お金は使ってこそ活かせるものです。何に使いましょう?今おひとりさまでなくても、実際に高齢になったときに、おひとりさまでないとは限りません人に頼れないときに頼れる生前のサポートを知っておくと安心です。

  • 身元保証サービス

おひとりさまの場合、入院や介護施設の入所のときの身元保証人が急に見つからないのための、身元保証サービスです。

  • 見守り契約

ひとり暮らしの人の生活の状況などを確認する見守りサービスです。月1回の訪問や電話による確認、機械による見守りなどがあります。例えば、電気ポットの使用状況を確認して、使用されていないときには緊急通報してくれるサービスがありますね。

  • 財産管理依頼

足腰が弱る、外出がしづらくなったときのために、信頼できる人と、生活のためのお金の管理を委任する財産管理の委任契約を結ぶ方法があります。ただ、これは、あなたの判断能力が十分ある場合しか利用できないので、判断能力が低下した場合は、自立支援事業成年後見制度を利用することになります。成年後見制度は任意成年後見と法定成年後見がありますが、やはり自分が信頼して託せる人に管理を依頼したいものですよね。任意成年後見なら人を選べますが、法定成年後見は人を選べませんし、あなたの色々な希望がかなえられない場合も考えられます。早めに考えておく方がいいでしょう。

  • 死後事務の委任

おひとりさまは、死後の手続をしてくれる人がそばにいないことが多いので、死後の事務手続きをあらかじめ委任しておきます。銀行などでサービスを行っていますね。

いずれも、家族という、そばにお願いする人がいない場合を想定しています。気楽なおひとりさま、と言われることもありますが、あなた自身が生活することに困難を覚えるようになり、気楽さが困難さに変わることも考えられます。上手にサービスを利用することで、できるだけ今の生活を維持できるようにしておきましょう。

もちろん、大切なお金を使ってサービスを利用するわけですから、サービスを利用するときは、サービスやサポートの内容、キャンセル規定、対価などをしっかり確認しましょう。長期間にわたって利用する可能性があるため、いくつか相見積もりを取って確認してみてもいいでしょう。

2021年のお金とのつきあい方のコラムは今回が最後です。1年間読んでいただきありがとうございました。2022年も、あなたに、あなたの安心した暮らしに必要な知識と手続の鍵をお渡しいたします

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