私が住む近畿地方の梅雨明けは2020年7月31日。その次の日には大型台風発生のニュースを目にし、雨の次は風か!と突っ込んでしまいました。 台風シーズン到来の時期はどんどん早まっていますし、シーズンも長くなっています。
私が子どもの頃は夏休みの終わりの8月下旬には台風が来るので海には行かないようにね、と言われていましたし、9月に入ればもうほとんど台風には縁がなかった記憶があります。ところが今では、8月上旬から10月上旬までの長い期間、台風のニュースを目にします。2019年に一番大きな被害を与えた台風は10月初旬。夏休みどころか秋の風物も楽しめそうにありません。
病気やケガには、健康保険という公的な保障がありますが、災害による被害には、公的な保障はありません。自分の住まいは自分で守ること、住まいの備えが必要です。
住まいの備えは色んなものがあります。まずはモノの備え。
- ハザードマップで避難場所を確認しておく。夜中に急に避難しなきゃ、ということもあります。地図上だけではなく、できれば自分の足で歩いて行ってみましょう。
- 防災グッズのチェックは出来ていますか?水や食料品の期限は切れていませんか?懐中電灯はきちんとつきますか?
そして、お金の備え。
- 手持ちの現金
- 生活防衛費※こちらのコラムをどうぞ。
- 保険
台風により家に被害があったときには、自分のお金を出して修理します。誰かが故意に被害を与えたわけではないので、お金を払ってもらうわけにはいかないんですね。そのためにすぐに払えるお金の準備は必要です。
保険は、大きな被害があった時に役立ちます。台風に備える保険は、火災保険や住宅総合保険など、住まいを守るための損害保険です。保険の内容に、風害や水害は含まれていますか?
また、火災保険や住宅総合保険は加入したらずっと補償が続くわけではありません。今加入している保険の期限は切れていませんか?
ただ、保険は被害に対して支払われますが、すぐに払われるわけではありません。最終的に保険金がおりたとしても、その間の生活は、あなたのお金で補うことが必要です。
モノの備え、お金の備えはできる限りしておきましょう。あなたの住む家の復旧には、あなたの日頃の備えが役立ちます。