あなたは、家計管理をしていますか?
家計管理というと、家計簿を使ってきっちり収入と支出を書いているという、会社で言えば経理の仕事のようなイメージがあるかと思います。私だけでしょうか?でも、そのイメージがなければ毎年年末にあれだけ新しい年の家計簿が並ぶのはどうしてなんでしょうね?
本屋に並んでいる家計簿を使うかはともかく、家計管理については色んな方法があります。学校で、このやり方をしなさい、このやり方がいい、とは教えてもらってませんから、家計を管理することになってから、家計管理の方法に悩むことになるのです。私もそうでした。
20代の頃、一人暮らしを始めたときには家計簿をつけていました。ただ、やはりつける限りにはきちんとつけて、毎月のお金の残りが家計簿と合わないとがっくりしてしまい、続ける気が失せてしまったものです。仕事とちがい、強制されているわけではないのでよけいに続けることがつらくなってしまったんですね。そんな楽しくない日々を過ごして数年、ちょうど転職の間で時間があったときにふっと思ったのです。
家計簿をつけずに家計管理はできない?そもそも家計管理って何?
そして見つけた答えがこれです。
家計管理とは、
- 収入の範囲内で暮らせているかどうかを確認すること
- 将来のためのお金が貯められているかを確認すること
家計管理をするためには、今の暮らし、将来の暮らし、と考えたときに、お金を分ければいいんだ、と気づいたのです。
そして、お金を分けるために大切なことは、お金をかける優先順位を決めることです。
お金の行き先は3つ。
- ・今のための生活費
- ・将来のための貯蓄
- ・今、どうしても使いたいもの
3つにかけたい理想的な配分、金額はあるでしょう。理想的な金額をそのまま使えればいいのですが、たいていそうはいかない。どれかを少なくしなければならない。貯蓄をしたいけれども生活費優先にしなくてはならない、そんなときにはこう考えましょう。
「今は生活費優先、でも7月からは貯蓄を再開する!」
冬のバーゲンで欲しいものがあったけれども、今回は生活費優先だな。そんなときにはこう言い換えましょう。
「夏のバーゲンでは1万円使う!」
具体的な再開日、使う日を決めて、その日までにいま優先している生活費の見直しをしてみましょう。貯蓄なら先取り貯蓄をすることを考えて、貯蓄額を引いた金額で生活できるのか、できないならどうする?収入を増やすことも考える?どうやって?
バーゲンで使う1万円をどうする?半年なら毎月2千円をバーゲン積立にして1万円を今から分けておく?などなど、色んな方法が考えられます。
ダメダメとあきらめず、できる方法がないか考えてみましょう。あなたのお金の優先順位は今、生活費優先になっているだけです。
ただ、お金の優先順位を考えるときには、あなた自身の身体と心の健康も大切にして順位を決めてくださいね。お金がないからといって食費を削ってきちんと食べないと健康を害することになります。ガマンガマン!も限界があります。欲しいもののうち、どれが一番欲しいのか、あなた自身に問いかけてみましょう。
あなた自身が出した結論に、あなたが満足しないはずはないのですから。